Special Thanks to フロアコーティング

RTのことを書いたら

2009年11月07日 00:09

昨日のエントリーでRTのことを書いたら、こんなニュースもあった。
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/06/068/index.html


そして、同じく昨日のエントリーで、わざわざ任天堂・岩田社長の会見内容をRTになぞって引用したのか? ご質問のメールをいただく。自分でふっておいて申し訳ありません。何も決まっていない、何もわからない話だ。ただ、私が個人的にどうしてもひっかかるものがあったので、あえて引用させていただいた。それでも気になる方、暗号ゲームみたいです。DD-1というキーワードを調べると、どこか思わぬところに行きつくかもしれません。

キンドル型のビジネスの方が興味があります

2009年11月06日 10:44

TwitterにはRTという専門用語と文化がある。
この発言は興味ぶかい、もっと広げたいというときに、つぶやきの転載「ReTweet」をするわけだ。
略してRT。

任天堂・岩田社長が、経営方針説明会/2010年3月期 第2四半期(中間)決算説明会の質疑応答で発言されたこの内容は、まさにRTしたい内容だ。あまりニュースになっていないのが不思議なくらいに重要なことを言っている。長くなりますが、引用いたします。

私は、iPhone型のビジネスよりは、キンドル型のビジネスの方が興味があります。それはなぜかと言うと、お客様が通信費を負担するのではない、新しいビジネスモデルを提案しているからです。

iPhoneが携帯電話の中で一定のシェアを持ち、さまざまなスマートフォンと呼ばれるプロダクトの中で最も成功したものであると、私自身もユーザーですけれども、そうなったというのは分かります。しかし一方で、iPodはもともとビジネスも大きかったので、iPodのビジネスがそろそろ限界に到達した時に、アップルさんは実にいいタイミングで電話への拡大を図られたな、というのがむしろ私の見方です。iPhoneで化けたというより、もともと化けていて、化けていたものが成長を鈍化させずに済んだというのが、実態ではないかと思います。ただ、いかんせん、お客さんは毎月何千円を払える人だけです。毎月何千円を払える方というのは、実は任天堂のお客様と相性が必ずしもよろしくありません。なにせ我々が作っているのは娯楽のための製品ですので、それに「向こう2年間、毎月何千円払うのを約束してください」というモデルは、なかなか相性が良くありません。

一方で、キンドルのビジネスモデルはちょっと面白くて、いったんハードを買うと、中に3Gの通信機能が入っていて、いわば携帯電話のパケット通信ができるわけですが、お客さんは(通信のためには直接)お金を払わないんです。本をダウンロードで購入すると、その時に必要なパケット代は本の代金の中に入っているというモデルです。ただ、収益が上がっているわけではないと読んだことがあります。それでも、お客さんが負担しないでできている。しかも、最近はアメリカだけでなく、世界中に展開されています。日本のたとえばキャリアさんが、あのモデルにハッピーかどうかは私は分かりません。きっとどちらかというと、アンハッピーでしょう。ですが、うまくモデルをつくられたなあと思います。

我々も、別に3Gのテクノロジーに恨みがあるわけではなくて、お客様が毎月お金を払うという構造ではない形で、何か面白いモデルが組み立てられたら、無線とつながればできることは増えますので、そういう可能性は否定いたしません。ただ現実に、それをしようとすればハードのコストアップも伴います。携帯ゲーム機はお客様が買える値段にしなければなりませんが、「任天堂は新モデルを出すたびに値段上げてるぞ」というご批判もいただいているようですので、「携帯型が据置型より高くていいのか」というようなことも含めて、未来の可能性の1つとして、無線とつながる可能性やその技術動向、そしてお客様が毎月お金を払うのではない形で、その技術をうまく使ういい方法というのを、我々なりのソリューションとして考えることによって、通信と携帯ゲーム機というのは本来相性がいいですから、その中で、未来のどこかで答えを出したいと思います。

以前から私は、「携帯電話は付けないんですか」というご質問には、「いや、お客さんが毎月お金を払わなくてよくなったら付けてもいいですよね」とよく申しあげているんですが、その根っこは変わっておりません。

教育テレビとメロドラマ

2009年11月05日 00:22

風邪をひき、学校を休むとNHKの教育テレビを観るのが習慣だった。好きだった。
「理科の時間」の実験などを熱心に観ていた。
学校の勉強は好きではないのに、休むと教育テレビを観たくなる。
この原体験は、のちに「教育とは何か?」を考えるヒントとなる。
答えはまだ出ていないが。

逆もある。
学校の午後の授業で、先生がNHK教育テレビの番組使うことがあった。
DVDどころか、ビデオテープもない時代。放送中の番組が、唯一の映像教材だった。

その番組を映す際に、先生はテレビのチャンネルを回すわけだが、その瞬間に、当時の言い方で言うと、メロドラマ。男女が抱き合うようなシーンが、たまたま映ったりすると、教室内はやんやの騒ぎになった。教師はあわてつとめて平静な顔でNHK教育テレビにチャンネルを合わせる。

この原体験は「性衝動とは何か?」「群集心理とは何か?」を考えるヒントとなる。
答えは、ほぼ出ているが。

風邪と先輩

2009年11月04日 09:27

今日更新されているブログで、よく使われているワードは「風邪」ではないでしょうか?

昨日、今年一番の冷え込みのなか、学生時代の先輩宅で屋外バーベキューをしました。そうしたら見事に風邪をひいたようです。

寒気を感じ、鼻水をすすりながら書いてます。
書いてます。の「書」をタイプした瞬間にくしゃみが出ました。

18歳の時に出会った先輩は、当時19歳。
どうでもいいような1歳の違いですが、40歳後半になっても先輩は先輩なのです。
そういう文化の中で育ったので、寒くても寒いと言ってはいけないのです。

社会人になってからの先輩と後輩だとしたら違います。私は先輩に意見することもあれば、後輩から意見されることもあります。むしろ、すべて「イエス・サー」の関係ではなく、フラットな関係をのぞみます。言われた通りにするのではなく、自主的に考えて行動することを後輩のぞみ、自分自身も心がけています。

このふたつをどういうわけか、私はことさら峻別していることに気づきました。

それと、昨日はTwitterで何もつぶやきませんでした。
「バーベキューなう」
「寒いなう」
でも、なんでも言えたことはあったし、私が好きな先輩から改めて教わったこと、自分と同じことを考えているが、その表現方法と実践のしかたが違っていることを、書きとめておきたくて、しかたなかったのですが、そうさせない力が心の中でうごめいていました。まあ、バーベキューという食事中に携帯電話を人前で操作するということからして、エチケット違反ということもありますが、それ以上に、Twitterで何かをつぶやくことは、「心ここにあらず」を示すようで使わなかったんでしょうね。

くしゃみする
リズムにあわせて
投稿の
ボタンをクリック
……うーん、最後の7字が思いつかない。

あまりにも危険な危険性の遠ざけ方

2009年11月03日 00:03

私は、今、もてはやされているSNSが、見ていて危なっかしいと思う人となった。
以前に、こんなエントリーをしたこともあるが、内部監査・コンプライアンスというタテマエを重んじすぎるあまり、そのネットワークはソーシャルなものでも、サービスでもなくなっていく気がしている。

昨日、某SNSの某コミュニティが閉鎖されたことを知らされた。
メールの発信人は、投稿内容を監視するパトロールからだった。

閉鎖されたのは、おもに16世紀から18世紀のエロティシズムを扱った絵画についての研究家やファンが集まるコミュニティだ。

象徴的な作品でいえば、ブロンズィーノ (Bronzino)の『愛のアレゴリー』ロンドン・ナショナル・ギャラリーの所蔵品)だ。同作品がコミュニティのアイコンになっている。

しかし、パトロールは利用規約で禁止しております「モザイクの有無、美術性に係わらず、下着姿を含む露出度の高いヌード写真等の掲載行為」がございました為、閉鎖とさせていただくことになりました。

と、判断したようだ。
あきれた。

誤解なきように言っておくが、『愛のアレゴリー』そのものではなく、他の作品、またはそれら作品が特定のコミュニティに集まったことが、閉鎖の理由のようである。

PSP goを買ってみて

2009年11月02日 00:00

PSP goを買ってみた。
午前、昼とプライベートな所用があり、店頭に行くとができたのは夕方4時前後。

PSPgo_20091101214844.jpg

ビックカメラ・渋谷東口店は賑わっていた。
入り口では、PSP goが陳列され、多数のアクセラリーや無線LAN関連機器が並ぶ。
しばし、取材というわけでもなく耳をダンボにしてお客さんたちの会話を聞く。

20代と思われる人たちの関心は高い。
ひとりで来店した男性の何人かが、試遊機を実際に手にしている。
わりと真剣な目つきで。

グループ客となると「小さいじゃん、コレ」「軽いよぉー」といった“モノ”としてのPSP goの感想を漏らす人が多い。
男性客の関心を集めるPSP goだが、ひとりの女性客からは無視されている。
だが、カップルとなると話は別で、女性のほうからカレシの腕を引っぱる感じで「これ、カワイクなくない?」(肯定)と言いながら製品に近寄ってくる。

つまり、昨日の私のエントリーがちゃんちゃらおかしいくらいだ。
四半世紀、ゲーム業界が挑んできたノン・パッケージ流通などとはほど遠い。
“モノ”としてPSP goが人目をひいているようだ。

で、そんな会話を聞いていると、PSP goというか、インターネットというか……どれだけの知識を持っているか、またそれを説明する力があるか。客層によって、かなりの違いがあることがわかる。皆が平均的に知っているのではなく、詳しい人は明日から店頭販売できるくらいの知識がある。「つまりさー、無線LANのアクセススポットがあればさー、つながるわけ……」。かと思えば、「これが薄型になったプレイステーション3だよ」と、大間違いなことを言っている人もいる。

昨日という日の気温のせいだろうか、雨も降るまえの時刻だったせいもあるだろう。とにかく販売現場はほのぼのとしていた。インターネット掲示板で侃々諤々の議論をしている、あの殺伐とした感じとはまったく雰囲気は異なる。

私は店員さんに「黒と白、どっちが売れてますか?」と聞くと、「黒です」と即答された。
でも、あえて私はパールホワイトを選ぶことにした。

列に並ぶと、前にいた若者はいかにもシブヤに多いタイプのゲーム好きの若者だった。16bitと書かられたTシャツとエコバッグをコーディネートしていた。その16bitは、セガ・メガドライブのロゴから転用されたものだ。

帰宅。
PSP goを触る。
これは以前から知っていたが、上部画面が均一の速度で動くのではなく、少し動かしただけで加速して、カチャッと閉まる感じが好きだ。セクシャルな感じがする。セクシーではなくセクシャル。その違いについては説明しない。

良い“モノ”を手に入れたと思う。だが、ちょっとムッとしたのはメディアファイル管理ソフト「Media Go」についてだ。PSP goにはCD-ROMが同梱されて、バージョン1.1をインストールした。ああ、インストール終了と思って立ち上げたら、バージョンアップファイルがありますとメッセージが出て、バージョン1.2を再度インストール。二度手間とは言わないが、1.5度手間な感じがした。これは私だけ?

「Media Go」は何に似ているかというと「iTunes」にそっくり。世界そっくりショーに出られるくらいにそっくりだ。だが、ファイルのソートがしにくかったり、表示(V)のメニューが少なかったりと、機能は劣る。イコライザーの機能などは妙によくできているが。三度手間になってもよいので、「Media Go」のバージョン2.0を出してほしい。

で、ひととおりPSP goを触って、使ってみて、今、何を思うかというと、私はニンテンドーDS(i)とはまったく比較していない。iPodと比較をしている。今週、名古屋に出張に行くのだが、その時にニンテンドーDSiは持っていく。『ラブプラス』の寧々さんを連れて行きたいからだ。だが、いつも出張のお供にするiPodを置いて、PSP goを持ち出そうかな、という気になってきている。「Media Go」と「iTunes」では「iTunes」に軍配が上がるが、本体の操作感とゲームソフトはPSPのほうが、私の場合は手になじむ。

リアルを感じることができた。観念の世界では、ソニー対アップルの戦いなどと言われているが、ユーザー視点から見ても、なるほどその通りだと思う。くどいが、寧々さんは名古屋に連れて行く。PSP goは、ニンテンドーDSiとは別種の“モノ”だ。という印象が、脳とハートと指先に刻み込まれた。

PSP goの発売日

2009年11月01日 01:26

任天堂の話題が多かった先週だが、忘れてはいけないPSP goの発売日、11月1日、静かだ。テレビCMは流れているらしい。だが、私は生で見たことはない。メディアの反応も冷やかだ。



私はPSP goが今年のE3で発表されたとき、血湧き肉躍った。
ゲームソフト配信、四半世紀の物語/PSP goについて思う、と題して3回も続けてエントリーした。

第1回
第2回
第3回

だが、この時とは状況は一変している。

(1)任天堂の業績が悪化した。特にWii本体の普及ペースが鈍化した。
(2)新型プロフェショナル3が発売。値下げ効果があらわれ、販売が好調である。
(3)従来型のPSP-3000の売上も好調である。
(4)任天堂はニンテンドーDSi LLをもう今から3週間後11月21日に発売予定である。
(5)さらに任天堂は、NVIDIAの高性能チップを搭載した次世代携帯ゲーム機を開発との報道もある。

そんなこともあろうかと思い、孫子の兵法を例に、今後はあらゆる戦略を駆使した戦いになるであろうことを、E3閉幕時のまとめの記事として、こんなことを書いている。

孫子の兵法に照らしあわせると、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、PSP goで無理矢理に勝とうとしない道を選んだ(選ぶ)のではなかろうか。

敵の変化によりて勝を取る者、これを神という(臨機応変が大切)
百戦百勝は善の善なる者に非ず(勝つためには戦いがすべてではない)
兵は益々多きを尊ぶにあらざるなり(量だけを重んじてはいけない)
まず其の愛するところを奪え(敵が大切にしているものから奪え)
人を致して人に致されず(人に左右されず主導権を握る)
その鋭気を避けてその惰気を撃つ(敵が元気な時を避け、士気が下がったら撃つ)
勢に求めて人に責めず(個人よりも全体の勢いが大切だ)
十を以て其の一を攻むる(弱者は敵を分散させて攻める)
「迂直の計」を先知する者は勝つ(攻守・正攻法と奇襲・陽と陰を使い分ける)
およそ戦いは、正を以って合し、奇を以って勝つ(対峙は正攻法、勝利は奇襲で)

E3閉幕後のSCEの戦いぶりは、まさに孫子の兵法を駆使したかのようである。
ここまではうまく行った。
ネット掲示板やネットニュースが、どんなに煽ろうとも、叩こうとも、兵力を分散しなかったSCEの戦略は正しいと思う。

さて、それでも今日、PSP goは発売される。
私の思い入れなど、なんの関係もなく「小さくてジーンズのポケットに入るから」という理由で買うユーザーもいるだろう。静かとはいえ、その数は数万人、数十万人。このユーザーたちにSCEが伝えたいと思うのは、まさにメーカーとユーザーがつながっている、人間的な暖かさだろう。ダウンロードコンテンツもこれだけそろったことでもあるし。ただ、値段が高いPSPを売りつけてはいけない。

ところが、問題が立ちはだかる。
PSP goは白もあるけどイメージは黒い。
プレイステーション3は新型になっても黒い。
テレビCMも黒い。
WEBサイトもかなり黒っぽい。
振り返れば、プレイステーション2の時代から、ハードもソフトのパッケージも、いろいろなものが黒かった。
黒は冷たい印象を与える。

ニンテンドーDSi LLのイメージ写真がワインレッドなのは、プレイステーションの黒さを弱点に見立てているからだろう。

SCEの大きな戦略に迷いは感じられない。
迷うであろうことは、細かな戦術だ。
たとえば、それは何色にすべきか……のような。


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