不良の顔した優等生-『龍が如く3』
本当はいろいろとやらなくてはいけないことが多いのですが、今度の土日は相当遊んでしまいそうです。
「どういうゲームソフトが好きなんですか?」とは、過去に何度となく訊かれた質問。
個別タイトルではたくさんありすぎて答えられないので、その傾向をズバリ言うと、終わらないゲーム、が好きです。
ゲームスタートがあって、エンディングがあって、ハイ、終了!
……という「解くための、終わらせるための」遊びは、なんか寂しい。
映画は2時間、観ると終わります。
演劇も、小説も。
だけれでも、せっかくコンピュータという装置を使った遊びなのだから、終わらない遊びをつくることが可能で、厳密に言えば、一応節目としてのエンディングはあるのだけど、その後も手放すことなく、遊べる要素を残しておくことができるのです。
このコンピュータだからこそ、終わらせない……に挑んだ痕跡が見えるゲームが好きです。
『龍が如く3』には、その心意気があります。
ヤクザ者の主人公が、ゴルフ、麻雀、ダーツ、キャバクラで遊び放題(トレーラー参照)などと言われると、おふざけかと思うかもしれませんが、トンデモナイ!
エンタテインメントに「正しい-正しくない」の評価は、つけるべきではありませんが、メディア論。
メディア論としてのテレビゲームとして見ると、外見にごまかされてはいけません、あらまー、ビックリ、優等生のなかの優等生が『龍が如く3』なのかなと思うのであります。
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