ひねくれ者のお詫び
- Day:2011.11.18 04:42
- Cat:言葉
ところで出世欲という言葉はあるけど、能力を上げたい……の欲ってなんだろう?
なんて問いかけをしたら、おもにFacebook上でのことですが、皆さまにお知恵をしぼっていただきました。
向上心。
向上浴
野心。
全能感。
大志……等々。
賢明なるご示唆をいただきました。
どうもありがとうございます。
ところで「ふざけるな!」という話ですが、私はご存知のように天の邪鬼でございまして。
出世欲に対抗するほど、ピタっと来る言葉はない。
われわれはそういう社会、言語文化圏に生きているのだ、ということを逆説的に表現したかったのであります。
どんなに考えても解はないでしょう。
「解がない」が、きっと「解」です。
私は問いかけの形式を使って「出世欲」はあったとしても、その基盤となる個の能力を高めたいが欲求を示す語がない言語文化圏にいる。
……ということを自覚せねばならない、と述べたかったのであります。
能力があると出世の妨げになること、なきにしもあらず。
メジャーどころでは「出る杭は打たれる」。
マイナーですが「大木は風に折らる」「誉れは毀りの基」「高釘必ず打たるる」「喬木は風に折らる」「高木は風に嫉まる」。
そんな言葉はいくらでもあるんですがね。
で、困るに困って、坂口安吾大先生は思わず「大きな魂は大きく悩む」とツイートしたのでしょうね。
当時、Twitterはなかったですが。
お騒がせしました。
お知恵をいただいた方に、ひねくれ者が、お詫び申し上げております。

posted by Hisakazu Hirabayashi
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