Hisakazu Hirabayashi * Official Blog2009年04月

情報も猛威をふるう、豚インフルエンザ

  • Day:2009.04.30 10:35
  • Cat:お金
私は株式の売買を、まったくやらないわけではない。
株式は数銘柄持っているが、頻繁に売買はしない。
金額も少額である。
デイトレや信用取引もしない。

ただ、株を持っていると経済ニュースに敏感になる。
いろいろな側面から、企業・経営・投資家が見えてくる。
そうなのだ。
これが重要なのだ。
利殖目的で株を持つことではなく、株に「関心を持つ」ことが社会人として必要なのだと考え、そんなスタンスで、株とつき合ってかれこれ20年近くがたつ。

こうやって株式市場を見ていると、「嫌だな」と思うことがある。
世の中に災害や不幸なできごとが起きる。
そうすると、このできごとが株式用語でいうところの「材料」になってしまうことだ。

今で言えば、豚インフルエンザだ。

抗ウイルス不織布マスクを製造する会社。
防毒マスク大手の会社。
タミフルを販売する製薬会社。

の株が、27日にストップ高になり今日も値を上げている。

道路や建造物が破壊されるような大地震が起きると、ほぼ間違いなく、その土地の近隣の建設会社の株価は翌日に上がる。

買い手が機関投資家であれば、ぐるりと回って私自身が何らかの恩恵を受けているのかもしれない。だから、闇雲に批判すべきではないかもしれないが、個人投資家が不幸や災害をネタに株を買っているのだとしたら、その良心を疑う。

話は急に非科学的になるが、そういう株を買って、仮に儲けてもバチが当たるような気がするのだ。
それでも、インターネット上で、情報は大発生している。
こんな感じで「豚インフルエンザ 関連株」。
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葉桜と魔笛

hazakura.jpg


桜が散った。
この季節になると、読みたくなる小説がある。
題名は『葉桜と魔笛』。
太宰治の短編小説だ。

最近の文章は、上の四行のように、ひとつの文を短くするのが主流だ。

ミステリー小説も。
スポーツ新聞も。
ビジネス書も。
エッセイも。
ブログも。
論文も。

ダラダラと「、(読点)」をつなげて書くと先生や編集者に怒られる。
だが、太宰治の女性一人称で書いた小説は、読点がどんどんつながって、息の長い文章になっているのだが、それがまた、なんとも、女性特有のとりとめのない独白らしい、良い味を出している。

たとえばこんな風に、だ。

いまから三十五年まえ、父はその頃まだ存命中でございまして、私の一家、と言いましても、母はその七年まえ私が十三のときに、もう他界なされて、あとは、父と、私と妹と三人きりの家庭でございましたが、父は、私十八、妹十六のときに島根県の日本海に沿った人口二万余りの或るお城下まちに、中学校長として赴任して来て、恰好(かっこう)の借家もなかったので、町はずれの、もうすぐ山に近いところに一つ離れてぽつんと建って在るお寺の、離れ座敷、二部屋拝借して、そこに、ずっと、六年目に松江の中学校に転任になるまで、住んでいました。


文章の味わいだけではなくて、ちょっとした謎解きのようなところもあって、この小説が本当に好きで、また読み返してしまった。

青空文庫で読めます。
こちらです。

ギャルギャルした「いただきます」

  • Day:2009.04.28 00:00
  • Cat:言葉
殺伐とした話が多かった。

ほのかに心、あたたまる話を書く。
昨日は講義で学校に行った。
午前、3コマ。
午後、3コマ。
長丁場だ。

もちろん、午前と午後の間には昼休みがある。
私は校外で食事をし、キャンパス内をうろついていると、茶髪、化粧濃いめ、話し方は柳原可奈子に真似されそうな、今どきの女子学生の集団が視界に入った。

会話の内容までは聞こえないが、「私」のことを「わたし」でも「あたし」でもなく、「ウチ」と呼んでいるのが聞こえた。

昨日の昼は天気が良かった。
晴れていた。
風もない。

キャンパス内のベンチに座って彼女たちは、それぞれが持ち寄った弁当を食べようとしていた。
包んでいた布を開き、弁当箱のフタを開けた瞬間だった。
集団の学生のうち、2名が合掌するポーズをして箸を持ち、食事をはじめた。
外見とは違う、子供の頃からの習慣であろう、礼儀正しさに遭遇した。

「いただきます」。
この挨拶は日本語特有の、語源を短縮して生まれたものだ。

いつもとは違う、「有り難い」ことがあったので、「ありがとう」の挨拶が生まれた。
いろいろと話をしたあとに「左様なら」と言って別れたのが、いつのまにか「さようなら」の挨拶になった。

「いただきます」は、殺生にからむ話で、「あなたの命を、私の命とさせていただきます」の最後の部分が食前の挨拶になったのだという。

つまり、食物の命をいただくわけなので、ただ言葉を発するのではなく、同時に合掌をする習慣が、今でも残っているのだ。

場所が高級料亭で、和服を着た清楚な奥様たちなら、驚きはしない。
学校のキャンパスで、茶髪&化粧濃いめの学生が、とっさに行った合掌のポーズは美しかった。
胸にあたたかみが広がった。

mixiにて……の最終回

週末にあったmixiの一件は、思わぬカタチで収束を迎えそうだ。
本件については、ほとぼりがさめた頃に、また触れるかもしれない。

ところで……

この数日間、私が名を伏せていたジャーナリスト氏とは誰か?
対象となっているソフトは何か?
……この2点の固有名詞探しが激しかった。

私があえてジャーナリスト氏の名を出さなかったのは、ブログ上での誹謗合戦をしたくなかったからだ。氏も以下のエントリーのように紳士的な対応をしてくださっている。その点はご理解いただきたい。

あと、本件で思わぬご迷惑をかけたのではないか、と思われる方がいる。
mixiには「平林久和」さん、つまり、本名が私と同姓同名の方がいらっしゃるのだ。

以下の日記や顛末を読もうと、mixi内の人名検索をしたが「別の平林久和さんがいた」という内容のメールを何通かいただいた。

その方は、私ではない。
なのでmixi内の平林久和さんには、多数の見慣れぬ足跡やメールがあったかもしれない。
だとしたら、とんだご迷惑をおかけしたことをお詫びし、改めて、その方と私は、別人であることを表明させていただきます。

昨夜、mixiにて……のその後

mixiの日記をめぐる論争は、その後もヒートアップしていった。

私は叩かれた。
というか、よくあることだが揚げ足をとられまくった。
それは覚悟の上で書いたことなので、まあいい。

しかし、コナミに実際に抗議電話をかけたコメント記入者が――皆も電話をかけようと呼びかけているように類推できる――コナミのお客様相談室の電話番号を書き込み、その他、抗議メッセージを送るためのリンクを貼りつける、などのエキセントリックな行為は止まなかった。

私の発言意図を正しく理解し、擁護してくださる方もいた。
正直、うれしく思った。
だが、その投稿形式は、私への批判者を、また批判する形式で、もしかしたら擁護者の方もまた、私と一緒に、揚げ足とりの対象になるかもしれないと心配していたところだった。

そこで、最初の日記の書いたジャーナリスト氏は、以下のようなコメントを入れてくださった。

基本的に自由な意見交換を歓迎していますが、やはり最低限のルールは守っていただきたく思います。ルール違反に対しては注意させていただくこともありますが、それでも改まらない場合はコメントを削除させていただきますので、よろしくお願い致します。


現在は、とりあえず沈静化している。

下記のエントリーをお読みいただいたのかどうか。
それは不明だが、日記の書き出しとは異なる言葉づかいで、良識ある見解を述べていただいたことについて感謝する。

昨夜、mixiにて

まだ詳細は書かない。

今月、コナミが発表したゲームソフトをめぐって非難の声が上がっている。
何事も賛否両論があっていいし、私もコナミの発表のしかたが最善ではなかった、と思う部分もある。

しかし、昨夜、あるジャーナリスト氏が、特に定見あるわけではなく、今どき2ちゃんねるでも使わなくなってきた「○○○○ってどうよ」という見出しを使って、mixi内で日記を書いていた。そして、そこには非道いコメントの数々が連なっている。

「コナミよ、世界に原爆を落とすゲームをつくれ」とか、「コナミ本社の前で座り込みとかしたいくらい」とか、「電話をかけるのが効果的だ」とか。それは人道に反する行為だろう、という内容だ。

さらに、この日記とは無関係だが、mixi内でコナミへの抗議や不買運動の署名メールも出回っている。1本のゲームの発表をきっかけに、偏見と憶測により、コナミは虐殺シミュレーションゲームをつくり、米軍は正しいというプロパガンダに荷担をし、すべての国の戦死者と、イズラム教徒の信仰を傷つける、になってしまっているのだ。

昨夜、私の体内に義憤の火がついた。
単身、その日記の中に入り込み、「はじめまして」から入って、なるべく丁寧な説明を申し上げた。攻撃する姿勢を見せず、冷静な説明者となった。

プレイステーション3でいえば、ソニー・コンピュータエンタテインメント、Xbox360でえばマイクロソフトの発売承認を得る過程があり、日本ではCESAというが、各国にはソフト内容を審査するレーティング機構があり、これら組織ではもちろん、残虐シーンや人種・宗教差別を禁じている。そうした「歯止め」のためのシステムがあること……などである。

そうしたら、案の定、あなたのいっていることは、人殺しの自由を認めろといっていることに等しいのですよ>ヒラバヤシくん様……と、豪快に論理を飛躍していただき、見事に叩かれた。

ここで、怒ってはいけない。
攻撃的になってもいけない、と私は私を戒めている。

ジャーナリスト氏、もし、私にコンタクトをされたら、私はあなたと平和で穏当なコミュニケーションをはかりたい。このエントリーは、ジャーナリスト氏よ、あなたが私を検索したときのために書かれている。
株主優待
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