新聞・雑誌の衆議院選挙の事前調査報道では、「自民党惨敗-民主党圧勝」が伝えられている。
●民主、圧勝の勢い 300議席超が当選圏 衆院選情勢調査
日本経済新聞社は30日に投票日を迎える第45回衆院選を前に全国世論調査を実施し、情勢を探った。全480議席のうち民主党は小選挙区と比例代表を合わせて単独過半数(241議席)を突破、300議席超が当選圏に入っている。自民党は100議席弱の当選圏にとどまっており、公示前勢力(300議席)に比べ議席を半数以下に減らすのは必至の情勢。民主党圧勝による政権交代の可能性が強まっている。
全国の有権者約21万人を対象に約11万人から有効回答を得た。取材も加味して情勢を読み取ったが、300小選挙区で24%、180の比例代表で17%がまだ投票先を決めていない。投開票日に向け流動的要素も残っている。
が、今日の日本経済新聞の一面だった。
「選挙」「政治」についての私見をここでは述べないが、私は今後、「社会」という生き物はどのように動くのか? 関心を強めている。
選挙のシーズンになると、アナウンス効果という言葉を聞くが、それには2つあって、ひとつは勝ち馬に乗る、バンドワゴン効果。ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなる。「バンドワゴン」とは行列の先頭の楽隊車のことであり、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗るとか、多勢に与するという意味である。
もうひとつは、その反対にあたる「アンダードッグ効果」だ。いわゆる判官贔屓(はんがんびいき)。アンダードッグ=Under Dogの原意は“負け犬”だが、劣勢に立つ者を応援したい、あるいはバンドワゴンに乗っている多数の選択とは、一線を画したい……という心理が働くことをいう。
今週末に続いた報道は、バンドワゴンとなるか、アンダードッグとなるか。
いやいや、そんなアナウンス効果の常識さえ通用しないことが起きるのか注目するのだ。
プレイステーション3の値下げが発表されて以来、この件についてのお問い合せメールや、エントリーのリクエストを多数いただいている。
プレイステーション3 値下げ
を検索して、このブログに訪れてくださっている方も多いようだ。
月並みに、値下げ効果はあるでしょうとか、ないでしょうとか、何かを書けと言われれば書けるが、まだ、書く気が起こらない。いつか、絶対に書く事柄だと思うが、今は「社会」を見ていたい。というわけで、リクエストをいただいている皆さまには、お詫びとお断りを申し上げたい。
プレイステーション3が、ではない。
他の家庭用ゲーム機、特にWiiを含めて年末までの動向は、「社会」が決めると思っているからだ。
そして、ひょっとすると、とんでもない結果となるかもしれないと思っているからだ。