Hisakazu Hirabayashi * Official Blog2009年12月

良いお年をお迎えください

当ブログにも常連さんがいます。
何かの検索ワードでひっかかった一見さん、とは違って、ほぼ毎日ご覧いただいている方がいます。
SNSのようにあしあとはつきませんが、どんな方たちが訪問なさったのか、なんとなくわかるものです。

日頃、お会いしている方、たまにお会いしている方、まだお会いしたこともない方。
いろいろな方がいらっしゃいますが、何はともあれ常連さんには格別の御礼を申し上げたいです。
たかがクリック、されどクリック。
今年、一年間、どうもありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。

私のリアルな生活はというと、きれいなことばかりではありません。
縁が切れたり、切られたり、親密なったり、疎遠になったり。
親友、友人、知人、師匠、弟子……関係が変わったこともありました。
どうしたわけか、人間関係が動いた1年だったと思います。
1年が過ぎるということは、周囲の人たちに変化が起きるということです。
この変化には、無理に逆らうことなく、流れに身を任せてきました。
果たして、その判断が良かったのか、悪かったのか。
じたばたしても、しかたありません。

来年にむけて、私が準備してきたことがあります。
お話したいのですが、もう少しお時間ください。
改めて、お知らせ申し上げます。

まったくまとまっていませんが、2009年の終わりにご挨拶申し上げます。
どうか、皆さま、良いお年をお迎えください。
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冬期休暇に入らせていただきます

当ブログは本日から冬期休暇をとらせていただきます。
今年、1年間、夏休みを除いて、ほぼ毎日更新してきたでしょうか。
夜、眠いときもありました。
他の仕事で追い込まれているときもありましたが、「いつもブログを読んでいます」と声をかけてくださったり、メールをくださったりすると、励みになって、継続することができました。
ありがとうございました。

今年ももうすぐ終わりですが、09年が終わるということは2000年も下二桁が「10」になるということですね。
10年たったんですね。2000年がはじまってから。

年末年始は東京を離れ、生家がある神奈川県湯河原町と長野県軽井沢町で過ごす予定です。
ひとりで集中する仕事を抱え、あとの時間はなるべく読書をしたいと思っています。

聖夜

  • Day:2009.12.24 00:05
  • Cat:私…
メリークリスマス!
Merry Christmas!
聖誕快樂!
Joyeux Noël!
Buon Natale!
Frohe Weihnachten!

皆さま、よいクリスマスを。
12月は休日も家族と食事ができない日々が続いたので、今日は静かに過ごします。

聖夜。
今日の夜のためだけに存在してくれる熟語です。

就職は運だ!

  • Day:2009.12.23 00:13
  • Cat:働く
私が担当する年内最終授業が月曜日にあり、火曜日は初対面の大学生のまえで講演する機会をいただいた。

私はゲームアナリストと呼ばれ、みんなの前では「ゲームに詳しい人」として、振る舞わなくてはいけない。市場規模とか、最近の業界動向とか、ハードの普及台数とか、過去の歴史とか、未来の展望とか、そういう話をしなくてはいけないという、暗黙の了解できている。

でもね、ごめん。
私がみんなのまえでした話なんて、たいして役に立たない。
何をこのバカ、強調しているんだ、と思うかもしれないけど、本当に役に立たないから。

就職できるかできないか。大事なのは業界の知識ではないんだ。
運だ。
運のいい人が勝つ。

でもさー、講演料いただいて、時間もたっぷりあって、「結論は運」とだけ言って帰ったら怒られちゃうでしょ。だから、いかにもそれらしいことを説明してきたわけだ。

でも、運をよくする方法については、くどいほど語ったつもりだよ。
ルーレットを例にしよう。

チップを1枚置くのと、10枚置くのではどっちが当たりやすい?
自分の好きな数字が「24」だからといって、そこばかり賭けていて当たると思う?
完成度は気にしないでいいから、つくるものの数は多く、視野を広くすれば、当たる確率は上がる。そういう話はしたつもりでいる。

手順やカタチから離れよう。
結果から逆算して考えよう。
運を良くするためには、何をしたらいいかを考えよう。
おまじない?
効果がないとは言わないが決定打ではない。

「運も実力のうち」って言うよね。
この慣用句を論理的に説明するとこうなる。
実力によって当たる確率を上げることができる。
当たる確率が上がっている人が結果を出すと、あたかも運が良いように見えるんだ。

就職は運。
返事はハイ、だ。

悲しいかな、リーダーシップが発揮できない人事

  • Day:2009.12.22 00:08
  • Cat:政治
鳩山内閣の内閣支持率が下がっている。
「リーダーシップが発揮できていない」と言われている。
なんとなく予測できたことなので、特に驚かない。

私が小学校のクラスの班長で、同じ班にカメイジズカくんと、フクシマミズホちゃんと、オザワイチロウくんがいたら、困る。絶対に班長はつとまらないだろう。

「アイツは班長失格だ」と他の生徒から言われ、たまに担任の先生から呼び出されて、「お前が班長だろ。しっかりしろ! いつまでもママからお小遣いをもらっているから甘えん坊になったんだ!」と、ハッパをかけられている姿が想像できる。

小学校の班構成の話なんかしている場合ではない。国民生活がかかっている、国家の安全保障もかかっている……との謗りを免れない(【読み】そしりをまぬがれない/【意味】非難されて当然である)が、今の政治の混迷は、小学生同士のもめ事と共通した、非常にプリミティブな、人間性と人間性の衝突が起因しているように思う。

鳩山由紀夫首相ができないとすれば、誰ならばできるのだろう?
私が思いつく限り、異なる文化を最適にマネジメントでき、すばやい決断ができるのは、イビチャ・オシム元サッカー日本代表監督しかいない。だが、残念ながら彼は国会議員ではないし、民主党の党首でもないし、今年の1月にオーストリアに帰国してしまった(涙)

それにしてもアンケートは恐い。
そして痛感するのは、人事なるものの大切さだ。

内閣支持率調査をした。
「支持しない」と回答した人は、あらかじめ用意された、理由を記入欄に「リーダーシップが発揮できていない」という項目があるので、ここにチェックをした人が多かった。このような一連の出来事を指して、リーダーシップが発揮できていない鳩山内閣という、レッテルが貼られていく。

私は鳩山由起夫という、ひとりの人物のリーダーシップだけの問題ではないように思う。まとまりのない小学校の班構成にも似た、党内人事・連立内閣人事が、あらゆるリーダーシップを奪いとるようになっていることについて、他者の掘り下げた意見を尋ねてみたい。

なので、私が世論調査の調査票をつくるとすれば、人事のことを訊く。
「党内人事、連立内閣人事はこのままでいいと思いますか?」
とにかく、人事。
なにより、人事。
ヘンな人事で政治をしているように思う。

まあ、その人事を決めたのが鳩山由紀夫首相自身のことなので、「リーダーシップが発揮できていない」との謗りを免れないところではあるが。

そうだ。
懐かしいテレビCMでも見よう。





TweetDeckの使い方を解説した動画

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Twitterのクライアントソフト。
私はTweetDeckをおもに使っています。
通常のweb入力と違って、現在のタイムライン、自分に関係する投稿(post)の表示、ダイレクトメッセージの全体像が一画面で見えるからです。上の写真のイメージです。

その他、リンクさせたいURLの自動短縮機能や、自分で作成したリストごとの表示ができて便利です。
また、投稿者のアイコンにマウスを当てれば、返信(@)、引用(RT)、ダイレクトメッセージ(DM)のどの操作もできます。ユーザーインタフェイスがいいし、デザインもいいし、長所満載のフリーソフトでおすすめするのですが、英語版のソフトであるために「使うのやめた」という人もいるので、超初心者向けに使い方を解説をすることにしました。

(1)TweetDeckのサイトからダウンロードしてください。
http://www.tweetdeck.com/
(2)この際にAdobe Airが必要といわれるかと思いますが、考えずにYES。自動的にTweetDeckがダウンロードされるはずです。
(3)ここが一番の難点なのですが、普通にTweetDeckが起動すると英語しか表示されません。日本語がまったく表示されないので不安になります。ですが、画面右上の工具のマークがついたSettingをクリック。するとCorors/Fontの項目が出てきますので、そこを選択します。下段にあるTweetDeck Fontの欄が初期設定では左側のOriginal Fontになっていますが、右側のInternational Font/Twitter Keyを選択します。これで日本語表示ができます。

……とここまで書いて見たのですが、しまった。
動画マニュアルがないかなぁ? と思って調べたらありました。(3)の続きを書くのをやめました。私の文章よりも動画のほうが、わかりやすいかと思います。
旧バージョンで作成されているようですが、参考にしてください。

●TweetDeckをダウンロードする
●Tweetdeck 日本語の設定
●Tweetdeckでつぶやきを投稿する
●Tweetdeckでつぶやきの検索をする
●TweetDeckで簡単にRetweetする方法
●Tweetdeck 多くなったフォローをグループ分けする

さらに、こんな便利なものも。
現行バージョンの動画解説です。
英語のナレーションですが、とてもわかりやすいです。






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同意の国と反論の国

  • Day:2009.12.20 00:00
  • Cat:世界
昨日エントリーした「~人」ネタ。
まーた、理屈っぽいことを書いてしまったな、と思っていたら、意外なことに良いリアクションをいただけた。

気をよくして、フランスと日本の比較編。
東京のカフェとパリのカフェ。

カフェでなくても、レストランでもいいのだが、人が集まって会話をする場所にいると、聞こえてくる返事が正反対だ。最近の流行語でいうと真逆。

東京。
誰かが何かを言いました。
「そう、そう、そう」の返事が聞こえてくる。
東京は同意する街だ。

パリ。
誰かが何かを言いました。
「ノン、ノン、ノン」の返事が聞こえてくる。
パリは反論する街だ。

私は昨日と同一人物のフランス人! に尋ねたことがあった。
「ねえ、パリのカフェにいるとみんな『ノン、ノン、ノン』と言っている気がするんだけど、どうして?」

彼いわく、これも「すべての家庭がそうしているかどうかはわからないが」の前置きつきで、「親からは相手が言ったことには『ノン』と言うように」という教育を受けたのだという。

真実はひとつではない。
物事に100%、あるいは0%はない。
だから、「ノン」と言ってみて、議論をしていくうちに、より確からしい何かの発見に近づいていく。「議論をしながら、考える習慣を身につけなさい」と親から教わったというのだ。

日本は、いわゆる聖徳太子の17条憲法。
最初に得た明文化された法律の第一条が「和をもって尊しとなす」であった国だ。
「和をもって尊しとなす」、さらに原文ではその後に「忤(さか)ふること無きを宗(むね)とせよ」と続く。

和を重んじる。
和が好きだ。
和を乱すな、と叱られる。
私の名前は久和で、和宏さんや和子さんがいっぱいいる。

和のために「そう、そう、そう」という文化もあれば、真理を探究するために「ノン、ノン、ノン」という文化もある。
株主優待