Hisakazu Hirabayashi * Official Blog2012年06月

E3 2012の感想をUSTで

E3から帰国いたしました。
記憶が鮮明なうちにUstreamやります。
番組名は、いつもの「東京ケームラウンシ」です。

テーマはE3 2012の感想をもろもろ。
以下の記事の補足説明などをまじえてお話いたします。

連載を振り返り未来を語る・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第30回

変わった任天堂、一つになろうとするソニー、王道を行くマイクロソフト 三者三様のE3・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第31回

ソフトについては『God of War Ascension』『Halo 4』『Nintendo Land』をピックアップして感想などを。

また、これは今の気分で決めたのですが、なぜか石原莞爾の話をいたします。(←じつは関係あるんです)

午後10:30分に開始予定です。よろしくお願いします。

God of War Ascension


NEW Halo 4 Trailer!


Nintendo Land / Donkey Kong's Crash Course


Gumball for the Apple II


石原莞爾(いしはら・かんじ)
「最終戦争論・戦争史大観」より

 横隊戦術は高度の専門化であり、従って非常に熟練を要するものです。何万という兵隊を横隊に並べる。われわれも若いときに歩兵中隊の横隊分列をやるのに苦心したものです。何百個中隊、何十個大隊が横隊に並んで、それが敵前で動くことは非常な熟練を要することであります。


 要するに、この次の決戦戦争は戦争発達の極限に達するのであります。戦争発達の極限に達するこの次の決戦戦争で戦争が無くなるのです。人間の闘争心は無くなりません。闘争心が無くならなくて戦争が無くなるとは、どういうことか。国家の対立が無くなる――即ち世界がこの次の決戦戦争で一つになるのであります。
 これまでの私の説明は突飛だと思う方があるかも知れませんが、私は理論的に正しいものであることを確信いたします。



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連載を振り返り未来を語る・平林久和「ゲームの未来を語る」第30回

明日からE3エキスポ取材のためロスアンゼルスに出張いたします。
出発前に公開することになりました。
連載30回の節目として「私」が主語になって未来を語っております。

連載を振り返り未来を語る・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第30回
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=6214

冒頭のソーシャルゲームのコンプガチャ規制の件、本文では穏やかに

「官」の力の強さです。消費者庁がコンプガチャに違法の疑いがあると言ったら、企業が足並みをそろえて廃止を決定しました。


‥‥と書きましたが、下世話にいえば「ナシがついている」「出来レース」との憶測を消すことができません。世の中には必要悪という言葉もあるくらいで、すべてキレイ事だけで動いてはおりません。とはいえ、パチンコ業界と警察庁のようなあからさまな癒着構造にはなってほしくない、との思いが強くあります。「お上」からお達しが出たら、「悪うございました」と平身低頭に謝るの図。できることならば、見たくない光景でした。

文中に出てきます「デバイス」。
補足をいたしますと、本体につながる周辺機器を指す用語でもあり、軽々しい意味が含まれています。身振り手振りを文章では書けませんが、「ハードウェア」と言うときには両手を大きく広げて話すイメージ。「デバイス」はボディアクションなしで静かに言うイメージであります。ようは、「ハードウェアがプラットフォームである」という固定概念はそろそろ捨てるべきだと、くどいほど書かせていただきました。

3大OSと称して、Windows、Mac OS、Androidを取り上げました。
話の混乱を避けるため触れませんでしたが、Facebookもすでにゲームプラットフォームとなっています。Amazonがキンドルファイアを出せば、ダウンロードサイトが強力なソフト供給元となるでしょう。

つまり、3大OS+2社(Facebook、Amazon)がクラウド時代のプラットフォームの座を占めようとしています。

ナスネについて、ソニーグループの期待の星という意味のことを書きました。
「ソニー製品だけではない、他社製品ともつながる」ことについては、開発担当者2名に私が直接取材をして確認いたしました。ナスネの報道に関しては西田宗千佳氏がAV Watchに寄稿されたこの記事が秀逸で、後半ではっきりと「ソニーに閉じるつもりナシ! DLNA+DTCP-IPで広く対応」と書かれています。

本稿執筆時に一番苦労したのは結びでした。
ものづくり国家と言われた日本。
ものづくりで世界をリードしていたからこそ、優秀な「ハードウェア」をつくることができました。しかしながら、ネットワーク時代の今、他社ハードを敵とみなし、ソフトを独占することが勝利への近道ではなくなってきた。

時代は「ものづくり」から「ものつなぎ」へ。
つなぎ方が問われるというのは、狭いゲーム業界に限った話ではないでしょう。

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