TGS初日の感想・「スマホ」記事の奥にあるもの
- Day:2012.09.21 20:49
- Cat:ゲーム
「スマホ」記事の奥にあるもの・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第32回
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=6819
東京ゲームショウ2012、ビジネスデイ初日のレポートです。
本文では、あーだこーだと書いておりますが、ここでもまた、つべこべ述べます。
今年の東京ゲームショウのニュース、第一報はスマホ一色でした。
スマホゲームが多いのはわかった。
「で?」
その意味や次に起きそうなことが、あまり書かれていません。
私なりに解釈をして、家庭用ゲームもソーシャルゲームも、こうなればいいな、の期待を込めて「で?」の次を書きました。
話は脱線しますが、私、「スマホ」という言葉、嫌いです。
もとから略称好きではない体質で、そのうえ「スマホ」の語感の軽々しさが気になって、文章を書くときはいつも、スマートフォンと表記してきました。
だけど、昨日のニュースを読んだら、みんな「スマホ」「スマホ」「スマホ」「スマホ」「スマホ」って書いてあるので、3割くらいの揶揄する気持ちで、私も「スマホ」を連射しました。
開き直って書いたから、苦しくなかったです。
でも、これから記事を書くときは、スマートフォンに戻るでしょう。
本文で「複合化」がどうしたこうしたと書いてますが、本当は英語を使いたいところでした。
ひとつのゲームを、異なるデバイスで楽しむことを、私は去年からハイブリッド(Hybrid)型コンテンツ(Contents)と呼んでいます。
エンジンとモーターで走るHybrid Car。
Hybrid=ふたつ、またはそれ以上の異質のものを組み合わせ一つの目的を成すもの。
そして、Wii Uがまさにそうで、アップルTVとiPad、iPhone。GoogleTVとアンドロイド端末。同時に2画面で映像を見ることも増えるでしょう。
これを英語で言うならば、Synchronized Multiple Devices。
でしょうか?
同期してつながった複数端末。
(1)Hybrid Contents
(2)Synchronized Multiple Devices
(1)は通勤・通学時間はスマホ、家に帰ったらコンソールマシンかPCで遊ぶ……のように利用する時間帯がズレます。
(2)は主画面を大画面で見ながら、小型画面で上や下や横を見る。映像は同時に照射されます。
Hybrid Contents
Synchronized Multiple Devices
の時代、来るかも!
と言いたくて言いたくてしかたなかったのですが、まどろっこしいので、あっさりと「複合化」にしてしまいました。
で、本文中にもありますが、取材者の数、少ない気がしたんですよね。


写真は正午前後の幕張メッセ、正面エントランス。
行列ができて、席をとるのも大変というイメージがあるカフェも人、少なめでした。
こんな景色をボーっと眺めていて、ビジネスデイは2日間、なくてもいいだろうと思った次第です。
そして最後に書いたポータルサイト。
Japan Gameで検索したら、日本のゲームがすべてわかって、各ストアにも直結して、最低でも6種類の言語が選べるような。長時間並ばなくても、試遊ができる時代なのだから、つくっていただきたいものであります。
今の私は、ストリーミングメディアなしでは生活するのが辛いほどになってしまいました。
映画はHulu。
音楽はGrooveshark。
これはまた別の機会で書くかと思いますが、ソーシャルメディア以上に、ストリーミングメディアに関心があって、陰でこっそり研究中です。
ストリーミングメディア関心者としては、Wi-Fiクラウドゲーム機「G-cluster」は想像していた以上に良かった。サイトの説明図の絵はナンなのですが、『プリンス・オブ・ペルシャ』を720pクラスの画像で遊んできました。クラウド処理、Wi-Fiの重さ、遅さ、まったく感じませんでした。
ちなみに、「G-cluster」で提供されるゲームの一部は、Hybrid ContentsやSynchronized Multiple Devicesでもあります。サービス開始は、来春とブロードメディアの方は言ってました。

posted by Hisakazu Hirabayashi
■Twitterはコチラ。Facebookはコチラ。メールフォームはコチラです
スポンサーサイト