Hisakazu Hirabayashi * Official Blogソーシャル性はおかしい

ソーシャル性はおかしい

ご愛読ありがとうございます。
いつも、月に2回掲載している「ゲームの未来を語る」ですが、今月は月1回にさせていただきます。そのかわりにE3 2011(Electronic Entertainment Expo)が開催される6月は特別シフトになります。多数のエントリーを入れていく予定です。

今月の後半は、「ソーシャルゲーム論」のノートをつづっていきます。

ソーシャルゲーム論ノート(上)‥‥平林久和「ゲームの未来を語る」第16回
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=3613

ソーシャルゲーム論ノート(下)‥‥平林久和「ゲームの未来を語る」第17回
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=3679

の非公式な続きだと思って、お読みください。
私は、

社会の本来の意味と、派生語として生まれたソーシャルゲームは、同列に扱うには抵抗感があり、私の言語感覚がざわめいたのだ。

今、使われているソーシャルゲームは、適訳ではない気がしてきた。

社会のありようと、ゲームが結びついておもしろいもの。それはすべてソーシャルゲームではないのか。


と、書きました。すると、気になるんですね、ソーシャル性。

■ソーシャル性

ソーシャル性はおかしな言葉づかいだと思う。Socialは形容詞だ。ソーシャル性は、ビューティフル性や、ワンダフル性や、スペシャル性や、オフィシャル性と同じくらいに私の言語感覚にピキッと来る。「その特性を持つ」の意味の性のまえにくるのは、名詞がおかれるのが原則だ。県民性、可能性、エンタテインメント性、アルカリ性‥‥これらは正しい使い方。男性も正しい使い方だ。でも、マニッシュ性はおかしいぞ、と。

通信機能があって、仲間と協力プレイができる。そんな、ゲームの企画書に「ソーシャル性を加味した」などと書いてあるのを読むと、つづきを読む気が薄れる。

ソーシャルゲームの台頭とともに頻用される語句だが、使ってほしくない言葉だ。
余談だが、「リアル感」もおかしな言葉づかい。「リアリティを感じる」が正しい外来語と日本語の接尾辞、接尾語の結びつき方だ。

(つづく)

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