Hisakazu Hirabayashi * Official Blog修羅場をくぐった経営者から教わったこと

修羅場をくぐった経営者から教わったこと

今週のある日、師と仰ぐ某社社長と会いました。
私はブログでもTwitterでも、いつ、誰と会って、何を話したかは、書かないようにしています。今回は例外です。

氏の言葉は、P・ドラッカーの著書よりも、松下幸之助や本田宗一郎の語録よりも、スーっと私の心に入ってきます。
のちのちまで、胸に刻まれています。

そして何より、私をつかまえては、苦言を述べてくれることがうれしいのです。
20年を越えるおつき合いで、たくさんのことを教わりました。

現実にすべてができているかというと、そんなことはありません。
しかし、心がけていることです。
以下は、教わったことのごく一部ですが、紹介させていただきます。




35歳までに人よりも伸びるのが早かった奴は武器がある。35歳を過ぎるとその武器が自分に向かうから注意しろ。

男の色気は「危険」があるかないか、だ。「危険」を感じさせない男に色気はない。

世の中に「正しい」はない。何にとって正しいかによって定義は変わるからだ。

宇宙にとって、地球にとって、日本にとって、企業にとって、自分にとって……「正しい」は異なる。地球温暖化は「悪い」ことか? 熱帯魚にとっては「良い」ことかもしれない。

おまえは悩みが多いだろう。それは原理追求型人間は、現実との矛盾に苦しむからだ。

世の中は、必要悪で動いている。

技術は人間工学だ。人間を知らないと、すぐれた技術者にはなれない。

アマチュアは株、相場に手を出すな。出来レースに参加して負けにいくようなものだ。

侮るな。先入観を持つな。「男子三日会わざれば刮目して見よ」だ。

相手の地位の高さで人とつきあうな。肩書きという位置エネルギーで人を見るな。成長している人間とつきあえ。その人間のベクトルが上向きになっていれば、無名の若者ともつきあえ。

社員に自由に仕事しろというのは愚鈍な命令だ。それまで鳥かごの中に入っていた人間の鳥かごを外す。そうすれば飛ぶと思うのは大間違いだ。今まで鳥かごに入っていたことを自分で認めることになってしまう。飛ばない鳥にもプライドがある。言って聞かせても鳥は飛ばない。

自然の力は偉大だ。突風が吹けば鳥は飛ぶ。大雨が降れば鳥は飛ぶ。この時にプライドは関係ない。

だから、もし人を動かしたければ饒舌に話すな。雰囲気を変えろ。自然を使え。

自分で仕事を抱え込むな。手分けをしろ。自分の能力を過信するな。線引きをしろ。

人はとかく、「やっていること」を見る。なぜ、それをやっているのか、心の中にある原資を見ないものだ。

ストレス? 俺は毎日、胃潰瘍になっているが一晩寝るごとに自力で治している。

守りに入るな。実験をしろ。でも、ただの実験をするな。開発過程で金になる実験をしろ。

(タクシーに乗りながら)人に考える力があると期待するな。あの交番のお巡りさんを見てみろ。彼が考えて、正当防衛だといって逮捕しなかったら、世の中どうなる? 考えないから成り立つ仕事もある。

金庫番なんて言っている経営者は時代がわかっていない。金庫の中の現金がカラッポになるよりも情報がダダ漏れになるほうが、企業はよほど危険だ。パスワード番に一番信用できる人物を置け。

ハードウェアはソフトウェアの集合体だ。

人間、誰しも弱みがある。恵みを与えるときでも、強く交渉事をするときでも、相手の弱みを知っておけ。

相手が強い。自分が弱い。パンチが出せない。ダウンしたくない。そんな時のためにクリンチという作戦がある。

いつでも、自分は加害者だと思え。大企業で働いている人間は、取引先に一本の電話をかけることだけでも、相手は怯えていると心得ろ。個人で偉くなったら、大手の人間だって怯えることもある。何をしても、自分は人に加害を与えると思っているくらいでちょうどいい。

安全は危険をつくる。危険は安全をつくる。今度の震災で学んだことだ。

これから伸びる業界? 伸びる会社? そんなことはわからない。鍛えられた者だけが生き残る時代がやってくる。

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  • 2011/05/29 01:10
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