Hisakazu Hirabayashi * Official BlogE3、開幕をまえにして

E3、開幕をまえにして

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E3(Electronic Entertainment Expo)が、まもなく行われるロスアンゼルスに着きました。

ホテルのテーマカラーのオレンジ色に包まれて、こぢんまりとした部屋に滞在しています。

ロスアンゼルスのダウンタウンは無機質な街です。
心が和みます。
今は朝です。

先週、未公開原稿「ゲームソフト流通物語」をミニシリーズにして続けてエントリーしました。
あれらは、私自身への再確認の意味がありました。

1980年代、ファミリーコンピュータの時代から、ゲームソフトはB to B(Business to Business=企業間取引)される商品だったのですね。
この単純だけど、重要なことを、書いておきたかった。

なぜか。

E3の開催目的は、B to Bの商談の場だからです。
E3は日本の新聞や経済誌では、「国際見本市」と紹介されていますよね。

E3の公式Webサイトを見てみましょう。
上部のタブにVIP Buyer Programと書かれています。

E3で一番偉いのは、大企業の社長でも、著名クリエイターでも、有力媒体のジャーナリストでもなく、ソフトを大量買い付けするVIP Buyerです。

VIP Buyer、たとえば世界最大の小売チェーン店、ウォルマートは初夏のうちに、年末商戦の作戦を計画します。計画を立てたら、それを数千枚単位でチラシ印刷を用意します。ものによっては中国の印刷会社に発注をし、刷り上がったチラシの船便の到着を待ちます。

アメリカの年末商戦は、サンクス・ギビングデイ(Thanksgiving Day=11月の第4木曜日)からはじまります。

E3は、こうしたVIP Buyerへの配慮から、例年5月下旬か6月上旬に開催されるようになったのです。

ですが、時代は変わり、ゲームソフトという商材はB to BからB to C(Business to Consumer=企業と顧客の直接取引)になってきています。

ソーシャルゲームがそうです。
ダウンロード販売がそうです。
これらには物流は必要ではありません。
例にあげたVIP Buyerのひとつ、ウォルマートもオンライン・コマースをしています。

B to BからB to Cへ。
時代の変わり目(もう変わった?)時代のE3を私は見にやってきました。

取材というのは難しいものです。
何も考えずに行き当たりばったりでは、いい記事は書けません。
考えすぎて、結論ありきで取材しても、いい記事は書けません。

はっきりとした問題意識が必要です。
でも、それは柔軟でなくてはいけない。

こんなことを心がけて、私のE3がまもなくはじまろうとしています。


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