Hisakazu Hirabayashi * Official Blog今さらのM&A

今さらのM&A

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動き(1)

ゲームソフト大手のスクウェア・エニックスは、8月29日、テクモに株式公開買い付け(TOB)を提案したと発表。1株当たり920円で、発行済み株式の過半数取得を目指す。買収額は約110億円の見込み。スクエニは友好的TOBとしており、9月4日の回答期限までにテクモ取締役会の賛同が得られない場合はTOBを撤回するという。

動き(2)

ゲーム開発中堅のコーエーとテクモは4日、経営統合に向けて協議を始めると発表した。テクモには同業大手のスクウェア・エニックスが友好的立場でTOB(株式公開買い付け)を提案しているが、テクモはこれを拒否。スクエニは同日、拒否の理由についての再回答を求めた。

動き(3)

コーエーは「信長の野望」の開発などで知られ、アジア向けに強い。08年3月期の連結売上高は約291億円。一方のテクモは格闘ゲームが欧米で人気で、 07年12月期の連結売上高は約120億円。ゲーム分野で重複する事業が少なく、顧客層も競合しにくいことから経営基盤の強化になると判断した。今後、持ち株会社を設立する予定で、11月上旬までに統合条件を決める。




つまり、スクウェア・エニックスは、テクモを傘下にし企業規模の拡大をはかろうとしました。

しかし、テクモはそれを拒否。ライブドア騒動以来、一般用語となった「ホワイトナイト」として、コーエーが名乗りを上げるかっこうとなり、テクモとコーエーが新会社をつくることに、ほぼなりそうです。

いわゆる、ソフト会社の経営基盤強化のための、M&Aが行われようとしているわけですね。

この件について、いろんな取材をいただくのですが、不遜にも「一時代まえのニュースのようです」と第一声で述べてしまっています。だって、我が国、我が業界にとって輝かしいニュースとは思わない、思えないですからね。

ゲーム市場は過去最高の規模と報道されてますが、それはハードウェア市場が伸びているからです。

ソフトウェア市場は98年と比べて07年は26%下がってます。

98年のとき、ゲーム市場全体のハードウェア市場の占める割合は全体の22%でした。

ですが07年にはハードウェア市場の占める割合は全体の46%になってます。

この現状分析-目標設定-行動計画(←戦略を構成する3要素)の答えが、ソフト会社のM&A戦略であるようには思えません。

明日、『デジタルコンテンツ白書2008』発刊セミナーがありますが、私、真逆のことを言う予定であります。

それとも2社合併後にスクウェア・エニックスが再合併するウルトラCの布石でしょうか?



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Comment

スクエニは
お久しぶりです!
スクエニは昔からいい会社を買収して大きくなったみたいですね。
コーエーとテクモが合併ですか…
どのメーカーも合併していきますねぇ。
1社のみでやっていけるパブリッシャーって少なくなっていくのでしょうか…。
  • 2008/09/09 08:11
  • t-hikl
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