Hisakazu Hirabayashi * Official Blog【速報コラム】ニンテンドー3DSカンファレンス2011

【速報コラム】ニンテンドー3DSカンファレンス2011

本日、正午から行われた「ニンテンドー3DSカンファレンス2011」に行ってきました。
その感想を速報コラムと執筆しました。

【速報コラム】ニンテンドー3DSカンファレンス2011・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第22回
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=4341
http://www.inside-games.jp/article/2011/09/13/51517.html

記事本文にありますように、私の感想は「ニュースはなかった。それがニュースだ」であります。煽る文言、貶める文言だけがニュースではなく、ゲーム業界インサイダーにとって特にサプライズがある発表ではなかった、ということを淡々と述べております。

取材記者は、ニュースをつくりたがります。
取材に行ったら、それをなんとか記事にしたいという本能、あるいは義務感が生じてきます。

ですが、ニュースにならなかったら、書かなければいい。
捨てる勇気を持つことも、記者の仕事のうちのひとつです。

そのために、空きスペースが生まれてしまったら、別記事を入れます。
業界用語でストック記事といいます。

いつ掲載してもおかしくない長期トレンドについて。
普通なら記事になるかならないかのボーダライン上にあるような新製品情報。
これらをあらかじめ用意しておきます。

私がゲーム専門誌で取材記者をやっていた時代でも、常にストック記事を用意していました。

ですが、昨今の出版不況のなか、そんな悠長なことはやっていられない。
取材したら必ず記事にする。
ひどい場合は、内容をふくらましてでも記事にするケースもあります。

ニュースは人に何かを伝える手段です。
ニュースをつくることが目的になってはいけません。

そんな昨今のメディアの体質批判も込めて書きました。

本稿では話が散漫になることを避けるため、触れませんでしたが、任天堂はニンテンドー3DSの本体の更新を11月に行います。

発売時に実現できなかった3D動画の撮影機能の追加などです。(下写真参照)

DSC_0142.jpg

かつて、山内溥前社長は「任天堂は無理・無駄をしない」と公言されていました。
ゆえに任天堂本社も、国外の支社も曲面や三角形などを一切排した矩形の組み合わせのビルになっています。

本日の「ニンテンドー3DSカンファレンス2011」は、ニンテンドー3DSの大胆な値下げという異例の無理をしたあとのゆれ戻しのようなものを感じました。やらなくてはいけないことを粛々と進めていることが伝わりました。

明日、2011年9月14日はSCEJ Press Conferenceが行われます。
本日同様に取材後、速報コラムを執筆いたします。

追記・「ニンテンドー3DSカンファレンス」での発表タイトル数

ニンテンドー3DS33タイトル
Wii9タイトル
ニンテンドーDSiWare1タイトル
合計43タイトル



karucho.jpg
▲地味にご紹介。私が所属しているmixiのコミュニティ

Comment

No title
記事読みました。
ゲーム自体に興味はなくても記者ということで来る人もいらっしゃいますからね。
そういう方にとっては確かにニュースにしにくいでしょうね。
ソフトそのものには興味なんですから。
さらにいうならちょっと関係ない話をしていた記者の人に対しては
ゲーム好きな人間としてはちょっと憤りを感じますね。
こんな人が取材してるのかと。

ニュースというのはあくまで事実を伝えるものであって、
煽りなどはあくまで広告の仕事じゃないかなと感じました
  • 2011/09/14 09:20
  • URL
  • Edit
うまくかけない
平林さんのブログなどをよく見ています。
とても好きなのに文句のコメントでごめんなさい。


平林さんは、ゲームの未来を語るの第3回と第12回で3DSについて語っています。「ソーシャルを無視した任天堂の見えない次世代戦略」が貶めなら、あの時の記事は煽りではないのでしょうか。

1年前のカンファレンスでゲーム業界の方が直感で本体価格などに嫌な感じを示したのが正しく、直感を封じ込めて色々考えた平林さんの記事は勝手に未来を予想しただけの記事でした。
1年前、任天堂は3DSをこれまでのゲーム機の延長線上の道具としか考えず、新しい収益構造も構築しようとはしていなかったのに、平林さんが無理やり自分の理想を記事にした様にしか思えませんでした。
3月、5月、7月の記事でもまったく違った未来でした。

現状を無視して希望ばかり書くのは煽りではないのでしょうか。
本当に分からないのです。今回の記事を見ても何が煽りでか、何が貶めなのかが分からなくなりました。

私は、今回のカンファレンスは15000円のハードにぴったりの内容だった、と思いました。
「ソーシャルを無視した任天堂の見えない次世代戦略」という記事を書く人がいたら、素直に普段ゲームをやらない人にはあくびが出る退屈な内容だったと書いてほしいです。



正直、煽りとか貶めはどうでもいいのです。
平林さんの記事を煽りだとか思っていません。
2010年度には未来を語っていた平林さんが、今回は「ニュースはなかった。それがニュースだ」と未来を語らなくなったこと。これが私にとってのニュースでした。
任天堂のせいなのでしょうか。
  • 2011/09/14 17:36
  • ロールキャベジン
  • URL
うまくかけないさんへ
率直なご意見を頂戴し、どうもありがとうございます。
言い訳がましくなりますが、ご質問に答えられることを書きます。

>2010年度には未来を語っていた平林さんが、今回は「ニュースはなかった。それがニュースだ」と未来を語らなくなったこと。

これについては構成を変えて表現したつもりでした。
シリーズ名は「未来を語る」ですが、同カンファレンスは注目が集まるため、速報コラムと題しました。E3でPlayStation Vita、Wii Uが発表された時もE3特集として記事を書いています。その意図が伝わらい本稿の構成、ブログの記述となっております。そのご批判は受け止めさせていただいたうえで、本稿はイレギュラーな構成であったとお考えください。

第3回のニンテンドー3DSの記述ですが、煽りか貶めかはともかく、他紙・他誌・他サイトが「裸眼立体視」を強調する時流に反すべく、裸眼立体視ではない、と明言いたしました。また文中でも、価格の高さに冷ややかだった様子を「無言の抵抗」とし、後半部分では、「任天堂の収益モデルも変化するべき」との論を展開しております。ただし、裸眼立体視が特長でないならば通信機能、ARカードが充実してほしい旨を「未来への期待」として書きました。

時は経過し、第9回でニンテンドー3DSの体験レポートを書きましたが、この結びは、ニンテンドー3DSの将来は、「まだわからない」が現時点での私の感想です、と書きました。上記、期待した通信(Wi-Fiアクセスポイントの増強)などの追加情報が流れてこないからです。

同じく第10回では「互いに変数が多いハードです。ですが、今後、変数が埋まっていく速度はNGPのほうが早いと予測しますと結んでいます。すなわちニンテンドー3DSは時間が経過するとともに、私の論調はネガティブになっていきます。

第12回で書いたことは、まったく予想がはずれています。まずは3月に東日本震災が起きました。本体を購入したら、5月に本体更新をするという説明書が入っていたニンテンドー3DSですが、この更新も時期が遅れました。また、7月においてニンテンドー3DSがWiiのリモコンとして使えるのではないか、と仮説を述べたのですが、任天堂はWii Uを用意していました。Wii U発表時に取材したところ、ニンテンドー3DSをWiiのリモコンとして使うことができる。ただし、ニンテンドー3DSをリモコンとして使うと、Wiiでは同時にインターネット接続ができなくなる。そのような理由がひとつの要因としてWii Uのコントローラが考えられたそうです。

「ソーシャルを無視した任天堂の見えない次世代戦略」という記事を書く人がいたら、素直に普段ゲームをやらない人にはあくびが出る退屈な内容だったと書いてほしいです。

このご意見につきましては、真摯に受け止めさせていただきます。
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