Hisakazu Hirabayashi * Official Blog会社と離婚

会社と離婚

  • Day:2008.09.17 00:03
  • Cat:お金
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私が会社を初めて設立したのは1991年のことです。

その時、たまたま友人が日本長期信用銀行(略称/長銀)にいて、「ウチで口座をつくって」と依頼されました。当時の長銀といえば、日本の重厚長大産業を支える国家的な使命を帯びた大銀行で、なんと畏れ多い。

28歳の青二才社長が――「ゲーム業界」と「他業種」、「文系人間」と「理科系人間」、「ビジネスを知っているがコンピュータを知らない世代」と「コンピュータを知っているがビジネスを知らない世代」、がインタラクティブな交流を持ってもらうための存在。これが社名の由来です――なんて、意味不明の会社概要書で口座をつくれるようなものではないものと思っていました。

それでも口座はつくれてしまって、なんと長銀がメインバンクに。

その時に、別に会社潰すために会社つくったわけではないのですが、日本長期信用銀行と(株)インターラクトがどっちが先に潰れるかと訊かれたら、絶対に「ウチの会社!」と答えたでしょう(笑)。

ところが先に経営破綻したのは長銀のほうでした。
長銀が危ない、という噂が広まって、行きましたよ、渋谷支店まで。
現金を引き出しに。

でも、銀行の窓口には長蛇の列。
取り付け騒ぎ、そのものでした。
やっと、順番が回って預金を引き出そうとすると、整理券を渡されて待たされます。
支店の現金が尽きてしまって、現金輸送車が来るまでの時間稼ぎをしていたのだと思われます。

私は、なんとか預金を引き出せたものの、「明日にしてください」と行員が頼み込むと、すごい剣幕で怒り出す預金者もいました。

ちょっと人生観、変わりましたね。

世の中、何が起きるかわからない。

で、その後はご存じのように経営破綻の道へとまっしぐら。
経営陣は株主代表訴訟され、米企業に買収され、新生銀行として、一応、生き返ったわけですが……。

長銀が経営破綻した直後、担当営業マンから聞いたのですが、行員の離婚がすごく多かったのだそうです。

「私は長銀マンと結婚した」と思っていた妻は、その約束が破られたと思い、夫に離婚を言い出すケースが多い、と言うのです。「長銀離婚」という隠語もあったそうです。

それと、同じようなことがリーマン・ブラザーズ証券で起きないとも限りません。
六本木ヒルズにドーンとオフィスを構え、高額所得者のイメージが染みついた外資系証券会社社員。

「長銀離婚」は亡霊のようによみがえり、「リーマン離婚」にならなければよいのですが。
もし、今、「リーマン離婚」を考えているご夫婦がいらっしゃたら……。

今週の土曜までお待ちください。

なぜか?

次回に続きます。


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Comment

無題
私も、
いわゆる有名企業に勤めてますが、我が家では特に子供もいないので同じことが起きてもおかしくない、と思い、ゾッとしました。

  • 2008/09/17 10:25
  • 匿名希望
  • URL
離婚
私自身まだ、独身ですが、そんな理由で離婚されても、言い返す言葉もないですよね。

結局嫁さんは「肩書きと結婚した」ってことなんでしょうね。
それは悲しい…。
有名・一流・大手企業に勤めていても、そういう現実みると、必ずしも幸せではないなぁと感じます。

ま、私はまだ結婚してないので付き合う相手は慎重に選びたいと思います。
  • 2008/09/17 19:23
  • t-hikl
  • URL
  • Edit
愛は勝つのだ
独身の男性からご覧になると、会社の破綻と離婚を一緒にされるなんて、ショックな出来事なのでしょうね。すいません、ここには載せられないよ、というような実名(企業だけならばだしも個人名も)入りのご意見もいただいております。

でも、すべての女性が夫婦がそんなんじゃない。
たまたま……そういう話があったということ。

で、またまたたまたま……かもしれませんが固い絆で結ばれた夫婦の話を次回にアップする予定です。

最後は愛は勝つ!
であってほしいものです。
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