Hisakazu Hirabayashi * Official BlogHuluはいい!

Huluはいい!

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Yahoo!ニュース「個人」に原稿を書きました。
タイトルは直球すぎるでしょうか。

Huluはいい!
http://bylines.news.yahoo.co.jp/hirabayashihisakazu/20121228-00022855/

ブログでは本稿の補足説明をします。

「ああ、自由」を強く感じるのは、トイレの中だ。

これは実体験にもとづきます。
Huluの企業スローガンは「Anywhere, Anytime」とスカシタことを言っているわけですが、そこにはトイレも含まれる。そしてこの瞬間は、いかにも広告で描きがちな、オシャレなカフェで、通勤電車内で‥‥よりもはるかに現実味があるメリットだと思うのであります。

老いているので、すべて見た頃には最初のストーリーを忘れているから、もう一度見直す。

私、「老い」をからかうような描写は大嫌いなのですが、これも実話です。
我が母のことなので、躊躇なく書いてしまいました。
母は戦時中の生まれで、子ども頃は食糧難を体験し、「昔は白米が食べられなかった」が口グセですが、今は午後のひとときに、PS3かApple TVで『刑事コロンボ』を観る幸福な日々を過ごしています。

すでにHuluの加入者であったとしても、意外と知られていないアカウントホールド。

私の周囲には、当然のごとくHulu利用者がたくさんいます。
この機能を知らない人に複数名出会ったので書きました。
詳細は[ヘルプ]→[アカウントと設定]→[アカウントホールド]にて。

そして、相手がアップルでも、マイクロソフトでも、ソニーでも、任天堂でも、これら企業が発売するハードをHulu再生装置にしてしまう交渉力。

ゲーム機を例に挙げると、PS3、Xbox360、Wii Uにアプリを供給しているHuluの全方位外交能力はすごい。また細かな話ですが、PCの主要ブラウザのすべてで見られるのもいいことです。

驚異のマルチデバイス対応型シームレス動画コンテンツ管理システムだ。

ここは頭を使って書きました。Huluの解釈を拡張すると、巨大なシステムなのではないか、との考えにいたりました。この思考にたどり着いたのがうれしくて、わざと長ったらしい文章にしてしまうのは、私の悪いクセです。

日本の放送局、番組制作会社、映画会社が束なれば、Huluと同じことができた。だが、束なる発想もないまま、今を迎えてしまった。

厳密に言うとこれはウソです。発想ぐらいはありました。でも、みんなできないだろうって最初から諦めていた姿を私は横から見ていました。余計なことを補足すると、テレビ局の社員で、インターネットの仕事をするのは主流から外された的な風土があって、動画配信を真剣にやろうというムードはなかったように思えます。

放送局を横断的につないだサービスとして、2012年4月、NOTTV(ノッティーヴィー)が開局したが、こちらは視聴できる端末が少なすぎてお話にならない。日本初スマホ向け放送局のコンセプトも意味不明。

NOTTVを思いっきりDisってしまいました。どうして「お話にならない」のか。なぜ「コンセプトも意味不明」なのか。明らかに説明不足です。結論を急ぎ過ぎた、おかしな文章です。でも、特に説明しなくてもいいんじゃない? 記事を読んでいる人は、同じことを考えていることを想定して甘えてしまいました。NOTTVを愛している人がいたらごめんなさい。

初代iPadと日本語対応したアマゾン・キンドルが発売された2010年、「電子書籍元年」と叫ばれた。時代がかった「黒船来襲」という比喩が頻繁に使われた。

ちょっとマスコミ批判です。電子書籍のときは大騒ぎでした。カタチがはっきりとしていたからでしょうね。HuluはiPadやキンドルのようなカタチではなくて、意味です。その衝撃は電子書籍並みに大きいと思うのですが、危機感煽り屋さんたちも、Hulu日本上陸のときは、ノーマークだったように思えます。もし、きっちりとマークしていて、Huluは黒船だ! と言っていた方がいらしたら、それはそれで慧眼なので、これまたごめんなさいと謝っておきます。

アップルとアマゾン。端末と巨大なオンラインストアを持つ2社が、著者と直接契約をして版元を「中抜き」することを出版業界は警戒した。その警戒体制は今も続く。

超具体的に言いますと、『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』(著/クリス・アンダーソン)が紙の本だと1995円、キンドル版ならば半額くらいにしてほしいなーと思っているのに、1714円で売られている、という話です。

2013年の年の瀬、「Huluはノーマークの黒船だった」と、レンタルビデオ、放送(特に有料放送)など、映像にかかわる業界関係者が嘆く姿が目に浮かぶ。

ずいぶんと陰気臭いオチになりました。ヘタな希望を書いてもうそ臭いので、悩んだ末、この歯切れの悪い結びのままにしました。Huluを使っていると、これ、レンタルをしていたらいくらになるのだろう? てなことを考えて、レンタルビデオ店というよりは、月額固定費用を払うポスレンですね。ポスレン解約、それと括弧内でわざわざ(特に有料放送)と書いたのですが、CATV、BS・CSのやはりサブスクリプション型の放送はHuluと市場でガチでぶつかると思うのであります。これは今年のE3で知ったことなのですが、インターネットで番組視聴をするので、CATVを解約する人のことを、「コードカッター」と呼びます。

本稿を書き上げ、勢いのままブログも書いたら砕けた文体になってしまいましたが、今年のエントリーはこれで最後になるかと思います。
皆さま、良いお年をお迎えください。

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posted by Hisakazu Hirabayashi

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