Hisakazu Hirabayashi * Official Blog「業者」と呼ばないでほしいな、IKEAのカタログ

「業者」と呼ばないでほしいな、IKEAのカタログ

  • Day:2008.10.07 00:00
  • Cat:言葉
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私の知人、元部下、ちょっと深くしている人の間では、私はビジネス上のある言葉に過剰反応することで有名です。

それは業者です。

「業者」というのは、一般的に発注者が上であり、まさに下に位置する、下請け「業者」がいるという関係での商取引を示すもので、それは単に取引先との関係のみならず、経営者と従業員の関係など、企業の根幹をなすものの、ホンネがポロリと出てしまう、怖ーい言葉だと思うのです。

かつて、私が非常勤取締役となり、再建を手がけていた会社でのことです。

「業者の方は左側のドアから入室してください」みたいな、エラソーなことを書いた社員がいて、それはなぜ失礼にあたるかの意味を説明し、すぐに書きかえてもらいました。「お取引様は、お手数ですが左側のドアにお越しくださいますようお願い申し上げます」と。私は、自分がかかわる企業はそういう企業であってほしいし、また、そういうことに気を配ることができる社員でほしかったのです。

私、今週はスウェーデンの方とご一緒する時間が多い週です。
東京ゲームショウ視察のために来日した、スウェーデン商務省や大使館の方たちとご一緒させていただきます。

スウェーデンの人、とても好きです。
礼儀正しく、約束の時間を守り、律儀。
家に入ったら靴を脱ぐ習慣なんかが日本と一緒で、とても気が合います。

福祉国家のソフトイメージがありながら、じつはノーベルがダイナマイトを発明した国らしく、軍事力は欧州では強大で、ボルボ、サーブのクルマに代表されるように重厚な工業製品づくりも活発。スウェーデンの機械工、ラーシュ・ マグナス・エリクソンが創業したEricsson社のような先端的な通信企業もあります。

いっぽうで、J・リンドバーグピークパフォーマンスなんかのスポーツアパレルのブランドもあって、これがまた好き。そうです。スウェーデン出身のアニカ・ソレンスタムは、私の尊敬する人物のひとりです。そしてじつは、王国でもある。

この二面性というか、多様性がまた、私をスウェーデン好きにさせるのです。

で、今なら、誰もが思いつく、旬のスウェーデン企業はIKEAではないでしょうか。同社日本進出以来、我が家もさっそくIKEA社の顧客となり、同社が発行するマガジンの読者です。

でも、とても残念なことに、愛すべきスウェーデン思想、スウェーデン文化、スウェーデン企業なのに、私が最も嫌いな「業者」の文字があってがっかり。

IKEAさん、ここはひとつ、「製造パートナー」と呼んでいただくわけにはいかないでしょうか?
さもないと、なんだか下請けイジメした結果、安く提供された製品を買ってしまったようで、スウェーデンへの愛が、ほんのいくばくかではありますが、霞むようで、気になって気になってしかたありません。

すいません、家具の注文ではなくて。


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