Hisakazu Hirabayashi * Official Blogプレイステーション3は家庭内のスーパーコンピュータだ

プレイステーション3は家庭内のスーパーコンピュータだ

そうそう、ルネ・マグリットにそれましたが、話題はいただきましたリクエスト、再びプレイステーション3に戻します。5~10年スパンの長期展望……。

前述のように初代のプレイステーションは、時を早めるエネルギーがありました。
プレイステーション2もそうです。
さて、プレイステーション3はどうだったかというと、まるで燃料切れを起こしたかのように、エネルギーがなくなってしまったのです。

プレイステーション3は、製品が悪いのではないのです。
コンセプトが、悪いのではないのです。
むしろ、もの凄く良い。

いいですか。
いま現在、世の中のパソコンはデュアルコアと言って、頭脳が2つあると高級品として、威張って売っているわけです。ですが、プレイステーション3は2年前に発売されたにもかかわらずエイトコア(=8つの頭脳)を持っています。専門家から見れば、信じられないような、超高級品なのです。

プレイステーション3は、もう普通のコンピュータ、家庭用ゲーム機なんかではないです。
スーパーコンピュータ並みの性能を持った製品です。
ですから、コンセプトはSuper Computer for Entertainment
スーパーコンピュータを家庭で、エンタテインメントに使おう、だったわけです。

超高性能マシンに斬新なコンセプト。

ここまでは素晴らしい。ですが、時計の針を早く進めることができず、「高額なプレイステーション2+ブルーレイ再生機能つき」として、デビューしてしまったところにプレイステーション3の弱点があります。

もし、時計の針を早めるのだったら、プレイステーション3はGoogleよりも先にGoogleマップをつくるべきでした。

それも、数年前に撮影したものを見るようなものではなく、リアルタイムでクルマが走り、信号の色の変化もわかるようなコンピュータ地球儀が、プレイステーション3ならば、容易にできたのです。

2004年、アメリカでプレイステーション3が発表されたときの3枚の写真をお見せします。
上と真ん中の写真は、Super Computer for Entertainmentの文字にご注目を。
そして下は、プレイステーション3が自動的に生成した立体地形モデルです。
圧倒的にきれいなGoogleマップみたいですよね。

Capture-2.jpg
*映画をつくる際に使うスーパーコンピュータ

Capture-3.jpg
*プレイステーション3で地形描写をした際のデモ映像

Capture-4.jpg
*プレイステーション3で地形描写をした際のデモ映像


このコンセプトが……
プレイステーション3の存在意義が……
将来ビジョンが……
ある種のアジテーションによって伝われば、時計の針は早く動き、また今とは違った動きがあったはずです。

たとえば、スポーツ中継ですね。
試合をやっている光景をカメラで映すだけではなく、その空間で起きているすべての出来事をデータ化して家庭に届ける。

視聴者=ユーザーは、どのアングルからもその中継を見ることができ、過去の対戦成績や、サッカーならばボール支配率、野球ならば今のセカンドフライは、打者のバットのどこに当たったのかを、知りたければプレイバックして見ることができる。

Googleマップがそうであるように、プレイステーション3は「すべての現実はデータになる」がその背景にある思想です。それをスポーツ中継にたとえると、こんな話になります。

スポーツでわかりにくければ、たとえば、森。

一本一本の樹木が無数に存在し、それらは地面から養分と水分を吸収し、太陽の光によって光合成し、一枚一枚の葉っぱには葉脈がかよっている。そうやって細胞が、はっきりとした因果関係によってつながっていて、結果として巨大な森ができているのが「現実」です。

ところが、今までの放送は、テレビカメラは、ゲーム機は、森の表面上の絵を映すにすぎませんでした。その中の生命の因果関係など、映すことなどできはしません。

録画。
撮影。

データを残すとは、目に見える表面を残すことと同じ意味でした。

何度もたとえ話にして恐縮ですが、Googleマップがない時代は、航空写真を撮影しました、ハイ、終わりでした。

ですが今は、それを見る人間は、操作ができるのです。

ヘンな用語ですが
「録・データワールド」
「撮・データワールド」

……が、プレイステーション3のビジョンだったはずです。

しかし、実際はそうはならなかった。
時計の針を早く進めることはできなかった。

であるならば、これからそうなるように軌道修正すればいいのです。

Aさんのご質問、プレイステーション3の、5~10年スパンの長期展望。
なんのことはない、原点に帰って「スーパーコンピュータを家庭で、エンタテインメントに使おう」です。

そのためには、放送が完全デジタル化される2011年がヤマ場です。
そこでジャストミートすることを、私ならば長期展望の基軸にすえます。
すべての現実をデータ化して、操作するマシンにします。

たいていこういう話は、「マシンにする」なんて言ってはダメで、そういう革命を起こす。
そういう世の中をつくると、ソニー・コンピュータエンタテインメントの人たち全員が思わなくてはいけませんね。

ね、この話をするととても難しくなるんです。
でも、強引にかみ砕きましたが、なんとか、おわかりいただけましたでしょうか?


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