Hisakazu Hirabayashi * Official BlogWiiのむなしさを狙え!

Wiiのむなしさを狙え!

悪いのは僕だったよ。
浮気をし、競馬に夢中になり子供の面倒も見ず、よくわからないのに、流行っているから……という安易な理由で株取引で大損した。例のサブプライム問題でね。
僕は、本当に悪い夫だ、父親だ。
だから、君は我が家を出ていったんだね。
僕は、ひとりぼっちになった。
ひとりでやる、『マリオカート』『Wii Fit』『Wii Music』『Wii sports』。
本当にむなしいよ。
特にさー、家族のキャラクターが、そっくりな顔でMiiに残っている。
人はいないのに、データが残っているなんて、悲しくてしょうがない……。



 
以前、PLAYSTATION3の将来展望のご質問をAさんからいただき、ちょっとお時間をかけて説明をし、最後のオチがスーパーコンピュータで、あんな話でしたけど、じつはAさんから「わかりやすかったです」と丁重な御礼のメールをいただきました。ありがとうございました。

そうしたら、今度はN様(私が思うに知っている方のような気もしますが……)から、「長期展望ではなく短期的にはどうすればいいのでしょうか?」というご質問をいただきました。

それも、Xbox360に勝つではなく、Wiiを逆転するような手を考えろ!
スゴイ宿題です。

うーん。
なんか知り合いにイタズラされているような気もします(笑)。
本当ならばN様からコンサルティングフィーをいただく話になってしまうので、さわりだけ考えてみました。以下のように……

私でしたら、Wiiの弱点を徹底的に研究して攻めます。
Wiiの性能は、ハードウェアの仕様によって決まっていません。
遊ぶ環境、もっといえば家族構成や家屋の環境によって、その性能は変化します。
外的環境に左右されやすい。
顧客満足度は上がりもすれば下がりもします。
Wiiとは、そんな世にも珍しい製品。
そこに着目します。

たとえば、

小学2年生の男児。
小学5年生の女児。
35歳のママ。
39歳のパパ。
3LDK以上の広さの家。

このような家族構成と家屋が、Wiiを使って遊ぶのに理想的なモデルではないでしょうか。

『Wii Music』
我が子とセッションすれば、まるで同じバンドで演奏している気分になり、その行為そのものが、子どもの音楽に関する情操教育の一種になるかとも思い、かなり楽しく豊かな気分になれます。

ですが、もし私が独身者で。
もちろん、ひとり住まいで友人や恋人が遊びに来たわけでもななく。
ただ、もくもくと『Wii Music』のバイオリンを弾くポーズをしていたら、楽しいどころか切なくなるでしょう。

ましてや、冒頭にフィクションとして描いてみた妻に逃げられた夫だとしたら、Wiiなんか見るのも嫌になるに違いありません。

よって、N様。
PLAYSTATION3が短期的に狙うターゲットは、妻に三下り半を突きつけられた寂しい夫です!
……は冗談にしても、Wiiというハードウェアは家族・家庭環境によって、その魅力が構成されているという着眼点が必要かと思います。

そして、Wiiのソフトや宣伝が描く平和な家庭像は、じつは日本人の理想像ではあるけれど、悲しいかな万人が、その理想の通りではない。任天堂は一種の幻想をふりまくマーケティングを成功させたのであって、それにつられて購入してしまった独身者は、Wiiに対する満足度は、けして高くないはずです。この顧客心理も、狙い目なのではないでしょうか。PLAYSTATION3にとっての。

で、プッシュするタイトルはもちろん……10年に1度の大傑作、『リトルビッグプラネット』。
N様、そんなところでご勘弁を。



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