Hisakazu Hirabayashi * Official Blogノーベル平和賞の取り方

ノーベル平和賞の取り方

大東亜戦争などという、硬い話ながら、前回のエントリーで書きました(1)(2)(3)の分類。

(1)産業革命が早く起きて工業化が進んだ国々。
(2)産業革命は起きたが、(1)よりもその到来時期が遅かった国々。
(3)産業革命が起きなかった国々。


……がユニークだった、タメになったというメールを多数の方、本当のことを言うと2名ですが(笑)、メールボックス経由でいただきました。

それに気をよくして、戦争を3つに分ける私なりの歴史の見方として、こんなのもあります。

(1)戦争の時代
(2)政治の時代
(3)経済の時代

(1)再び戦争の時代


何が言いたいかというと、経済の衝突は戦争を起こします。
宗教戦争、領土をめぐる戦争……戦争の原因はいろいろありますが、経済は戦争を起こす重大な要素です。

9.11テロ。
あれは宗教戦争の側面、もちろんありますが経済の戦争でもありました。
その後のイラク戦争を見ればわかります。かの地の石油利権が、アメリカの軍事産業が……

話を各論に落とすと言いたいことがぼけるので、焦点を絞ります。
経済発展というのは、残念なことに戦争が起きるリスクを高めてしまうのです。

殺人事件の最も多い動機が「金銭トラブル」の国家版というと、語弊がありますが、わかりやすいかと思います。

戦争が起き、そしてその戦争が終結したら、やってくるのは政治の時代です。
秩序の作りなおしをするために、政治が世の中を動かす時代がやってくるのです。

で、その政治が世の中を整えると、今度は経済の時代へと移行していきます。
そうやって歴史のサイクルはめぐっている、私はそんな物差しを脳内にインストールさせて、ときに年表を眺めています。

そしてこの3つの時代は、人間の年齢と密接にからみ合うところがあります。

(1)戦争の時代は、若者が活躍します。戦地に行くのは若者だからです。

(2)政治の時代も、若者が活躍します。新体制をつくろうとする人物は若者の中から出てくるからです。たとえば、坂本龍馬です。坂本龍馬は20代で大仕事を成し遂げ、33歳でこの世を去りました。

(3)経済の時代は、若者が活躍できない時代です。中高年が活躍してしまう時代です。そのことをうすうすと感じているので、「働いて」「活躍する」などは幻想で、どうせ同じ幻想ならば「好きなことをやって」「夢を見続けよう」「フリーターでいいから」と考える若者が増えたのでしょう。

私、親族が2.26事件にちょっとした縁があって、普通の人よりも、この事件に関する本を読み、映画も観て、ゆかりの地に行き、その縁のある親族から、直接、話を聞いたこともあります。

そんなことをしていくうちに、わかってきたのですが、当時、若者だった青年将校たちは、日本経済の貧窮を救うためにはクーデター、総理大臣や閣僚を暗殺すると、日本はよくなると信じていたんですね。

つまり、(2)政治の時代を前提にすべての物事を考え、行動したのです。
しかし、時代は(3)だった。

経済の時代だったから、政治家を暗殺しても世の中は変わらないし、また世論の支持も得られなかったのです。あの青年将校たちは、思想が間違っていたのではなく、時代の潮目の読みが間違っていたのだ、と歴史解釈をします。

なので、戦争を絶対に起こさない。
歴史や人間に絶対なんかないですが、そのリスクを果てしなく低くする方法はあります。
それは、経済を発展させないことです。
これに成功すれば、ノーベル平和賞は獲得は間違いなしです!

そんなことできるの?
ヒントはこの本に書いてあります。
エンデとは、『モモ』や『はてしない物語』(ネバー・エンディング・ストーリー)を書いた、ドイツの児童文学作家、ミヒャエル・エンデです。
(つづく)

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Comment

前回の分析を凌駕して、今回の分析はユニークで素晴らしいと思いました。
特に、2・26の青年将校の想いが何故実らなかったかという部分について、ここまで簡潔な説明は、聞いたことがありません。
勉強になりました。ありがとうございます。
ご挨拶が遅れ失礼しました
西森様
コメントありがとうございます。
また過分なお言葉も頂戴いたしまして、ありがとうございます。
2.26事件については牧野伸顕と私の大叔父とちょっとした縁がございまして、子ども時代から、まあ、人並み以上にいろいろな自慢話を聞かされた、思わぬ恩恵のようなものでございます。
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