Hisakazu Hirabayashi * Official Blog初詣、渋谷・金王八幡宮

初詣、渋谷・金王八幡宮

  • Day:2009.01.05 10:01
  • Cat:私…
仕事始めです。
元旦よりも気が引き締まる思いがします。
初詣に金王神社(「こんのう」と読みます/正式名称は金王八幡宮)に行ってきました。

渋谷エリアで事務所を構えさせていただいて、17年が経ちましたが、初詣は毎年、この神社を訪れています。事務所の小さな神棚にまつらせていただいているお札も、厄年のお祓いも、すべてこの神社のお世話になっています。

この神社に思い入れがあるわけ。
金王神社は若い頃によく読んだ安藤組に関する本に、よく登場するからです。

『疵(きず)―花形敬とその時代 』(本田靖春)、『小説安藤組』(大下英治)、『修羅場の人間学―実録・安藤組外伝』(森田雅) など。作家・安部譲二が所属していたのは、まさに渋谷の安藤組で、したがって氏の小説やエッセイには、たびたび金王神社が描写されています。

20歳代の後半、私は安藤組オタクでした。
血気盛んな若者たちが集まり、他者から白い眼で見られようとも、それぞれが持つ「力」だけで戦っていく。時代の寵児たち。若くしてつかんだ相応の権力。裏腹に抱え込んでしまったリスク。安藤組が持つ特徴は、勢いづく、当時のテレビゲームやコンピュータ産業のようでした。ちなみに、ライブドアの前身、オン・ザ・エッジ社は、金王神社のすぐとなりにオフィスを構えていました。

安藤組はインテリヤクザの代名詞でした。大学卒のヤクザが多かったという、そのままの意味以上に、この組織は世に言う暴力団なのだろうけど、たまらなく文学的で、実際、文学の題材になったばかりではなく、文士さえ何人も輩出した安藤組が持つ、野性と知性の共存に底知れぬ興味を持った頃があったのです。

ですから28歳の時、渋谷界隈に事務所でも持とうものなら、もう心は安藤組で、初詣といえば金王神社に行く以外が考えもしませんでした。その習慣が今でも続いているわけです。

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