Hisakazu Hirabayashi * Official Blog文明の転換点

文明の転換点

ちょっと他人の悪口や社会批評に走りすぎました。
今日は、私はどんなことに興味があって、社会とつながっていたいか、自分の心を開きます。

私は、簡単に言うとゲーム業界の解説者を長らくやってきました。
早いもので、もう、23年もやってきたことになります。

この怠け者の私がどうしてこんなに長く、この仕事がつとまったのでしょうか?
その理由のひとつは、歴史の中に生きている……その醍醐味に魅せられていたのです。
他の業界には絶対にありえない、緊張感が、いつも心地良く、私の心を包み込んでいました。

私がゲーム業界に足を突っ込んだのは1985年。
ちょうど『スーパーマリオブラザーズ』が発売された年でした。世はまさにファミコンブーム。

でも、業界は激しく動きに動きまくります。

同年は日本電信電話公社が民営化された年でもあり、NTTが発足。
規制緩和が行われ、データ送信や他社のデータ送信料金を代行徴収できるようになったのです。これを受けてNTTと提携した任天堂は、ディスクシステムを発表。以後、ソフトウェアのすべてを、書き換え可能なディスクとして、電話回線を通じて配信すると発表したのです。

オン・デマンド。
インターネット。
いや、パソコン通信すら用語が普及していない時代に、です。
当時のテレビゲームは時代の最先端を走ってました。

技術の進化。
産業のスケール。
まさに倍々ゲームのように膨らんでいきました。

20世紀最後の巨大メディアが誕生していることを実感しました。
その、わくわく感が私をこの産業の虜にしたのです。

こんな例はまだまだ序の口で、私は無数の歴史と人間ドラマを、目の前で見てきました。

ところが、話は急転直下、飛びますが狭義のテレビゲームは歴史の片隅にもいない。
昔のダイナミズムは失われたのです。しかし、もっと、もっと、もっと、もっと、視野を広げて「コンピュータで人生を楽しむ」という行為は、予想通りに、いや、予想をはるかにこえて、どんでもない歴史のダイナミズムの渦中にいるのです。

各論・具体論は、今後、この場でいろいろと触れるでしょう。
私は狭義の意味でのゲームアナリストにとどまっていたくない。

話は大きくなります。
今、起きているのは文明の転換です。
A・トフラーの言う『第三の波』。
『第二の波』(工業社会)と『第三の波』(情報社会)の狭間にいて、完全なる『第三の波』が、現実のものになろうとしている最中なのです。

私は文明の転換点の証人になりたいと思います。
あえて、誇大妄想狂ではないか、とバカにされそうな肩書を自称すれば、Civilization Analyst(文明分析の専門家)になり、その変化に即した人の才能の育成や、組織づくりを行っていきたいのです。

文明の転換とともに生きる。
それが私の人生後半のコンセプトです。

第三の波 (中公文庫 M 178-3)第三の波 (中公文庫 M 178-3)
(1982/01)
アルビン・トフラー

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