Hisakazu Hirabayashi * Official Blog図書館も格差社会なのか?

図書館も格差社会なのか?

「っぽい」を付けると途端にやる気がなくなるものに

タイガーっぽいマスク
共産党っぽい宣言


が追加されていました。
……と軽口を叩いていますが、日曜日に図書館にいったら、とても悲しい光景を見ました。
匂いもしました。そう、匂いのほうから書きます。

図書館。
図書館には独特の匂いがあります。
物理的には「紙とインクの匂い」なんでしょうけど、情緒的に言うと「『知』の匂い」です。
その空間にいるだけで、体内に知が吸収されていくような心地よい幻想。

ですが、今日、私がいった図書館はホームレスとおぼしき方が複数名いました。
入り口には「異臭を放つ方の入場はお断り」みたいなことが書かれ、その他にも写真のようにトイレットペーパーを盗むなとか、靴の汚れを拭いて入館しましょうとか、注意事項の張り紙だらけ。

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つまり、ネットカフェ難民ならぬ、図書館難民のような方がいらっしゃるのです。
よって、閲覧室は異臭がただよい、うつぶせ寝をしている「ホームレス風」の人には巡回員が、「大丈夫ですか?」と声をかけています。でも。「学生風」や「ホームレスではない風」の人には声をかけません。

なかでも、とても悲しかったのは図書館にスポーツ新聞がおいてあるのですが、その競馬欄を奪い合うようにして見て、挙げ句の果てに予想のマークがついていたり、競馬欄だけ抜き取ったりしたものもあります。

この図書館の近くにはWINS(中央競馬の場外馬券売場)があり、その予想をするのでしょうが、100数十円を節約してでもギャンブルに使ってしまうのだろうと思われます。

ネットカフェ難民は、なんだかんだ言っても6時間で1000円を払いシャワーを浴びる。
しかし、失礼ながら図書館難民は、朝の9時から夜の7時まで利用料は無料でシャワーはない。より悲惨な暮らしをしているのかもしれません。

「ネットカフェ難民」のほうが、ネットと難民がミスマッチを織りなして、言葉のインパクトは強いわけですが、当人にとっても、他の利用者にとっても、その図書館で働く方たちにとっても、図書館難民という人たちが、私が見たのが特例ではなく、他の地域でもいるとしたら、もっと社会問題としてとらえられてほしいものだ、と思いました。

NPO法人「知的資源イニシアティブ」という組織があって、ここではLibrary of the Yearと呼ばれる優れた図書館の選考を行ってます。

昨年は千代田区立図書館が選ばれていますが、ベストの選考ではない、図書館の環境改善をしてほしいです。

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