Hisakazu Hirabayashi * Official Blog道徳教育としての偉人は誰?

道徳教育としての偉人は誰?

道徳教育「再興」 教科書つくり市販-有識者会議が発足

産経新聞らしいこんな記事がありました。
道徳教育。私は必要論者ですが、「有識者会議」という進め方や、委員の方たちの人選が旧態依然としています。

以下引用です。

道徳の授業が形骸(けいがい)化するなか、モデル像を提示して道徳教育を再興しようと、民間の有識者会議「道徳教育をすすめる有識者の会」(代表世話人・渡部昇一上智大名誉教授)が4日、発足した。平成22年秋をめどに中学生向けの「教科書」を作成して市販する。中学の新学習指導要領が全面実施される24年春には、学校現場で副読本として活用してもらいたい考えだ。

東京都千代田区の都市センターホテルで開いた会見で、渡部氏は「戦前は教育勅語(ちょくご)という徳目や基準があったが今はない。みんなが納得する方法で徳目を教える必要がある」と指摘。日本教育再生機構の八木秀次理事長も「道徳は価値観の押しつけと批判されがちだが、今は大事なことが何も教えられていない」と強調した。

渡部氏のほか、鍵山秀三郎イエローハット相談役▽米長邦雄日本将棋連盟会長▽植田宏和全日本教職員連盟委員長▽廣池幹堂モラロジー研究所理事長▽丸山敏秋倫理研究所理事長-ら28人が世話人に就任。保守系の有識者ら101人が賛同者に名を連ねた。

同会は、現行の道徳教材にはしつけ、教訓、先哲の言葉、祖先への敬意、生きる指針、国防、国民としての責務-などが欠けていると分析。「教科書」作成により、道徳教育のモデル像を提示するとしている。

発行元は育鵬社に決め、小学生用の作成も視野に入れて作業を進める。



どんなに制作プロセスが頼りなくても、われわれが参加できるところがあって、「今年9月~来年11月には、子供に伝えたい感動的な逸話や偉人伝などを一般から公募。優秀な作品を題材の一部に採用する考えだ」といいます。

そもそも逸話と偉人伝というのが、楠木正成や二宮尊徳を崇拝した戦前っぽい。じゃあ、杉原千畝と幸徳秋水はどちらが偉いかは、徳育の観点ではなく、政治的意図と委員の価値観が決めるのは明白です。

だから……

難しく考えないで、頭の体操として、あなただったら、どんな逸話、偉人伝を伝えたいですか?

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  • 2008/08/05 14:04
復活おめでとうございます。

やっぱり野口英世ですかね。もちろん,渡辺淳一が描いた「借金魔」で「母親を泣かせた」英世。成功するには,人に金を出させて,踏み倒すことだ――という道徳は今の時代に不可欠。こんな人間でも「お札」になるんだ。その意味では,樋口一葉も。

考えてみれば,あの二人がお札に登場した2004年以降,日本で金にまつわるイイ話が絶えて久しいですね!
  • 2008/08/06 01:27
  • redtail2733
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  • 2008/08/06 09:17
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