Hisakazu Hirabayashi * Official Blog日本の右翼はマーケティングを誤った

日本の右翼はマーケティングを誤った

今日は建国記念の日。
戦前の呼び名は紀元節。
『日本書紀』にある神武天皇が即位したとされる日から、この日に決まったらしく、私の自宅、仕事場のまわりを街宣車が走っています。

昔、長男が好きだった『はたらくじどうしゃ』の絵本風に書くと……

まいくを つんで おおきなこえで おはなし がいせんしゃ
ほっぽうりょうどへんかん にっきょうそふんさい
むずかしい じが かいて あるよ
すぴーかー から むかしの ぐんかが ながれている
はしる はしる がいせんしゃ
こえも おんがくも おとがすごいな がいせんしゃ
がいせんしゃ とても おおきなこえの はたらくじどうしゃ

そんな感じです。
突然ですが、私、最近の大前研一氏の言うこと、書くこと、同意できないし、感情的なことを言わせていただければ、好きではないんです。特にゴーストライターが書いたのが、丸わかりの本など、特に。

しかし、彼の事実上のデビュー作でもある『平成維新』は名著で、あの本を著した大前研一はまさに尊敬にあたいします。

官僚政治の打破、天下り禁止、地方分権による道州制……今、やっと議論されているようなことは、全部『平成維新』において、問題提起され、客観的にも実証され、解決策も例示されている、すごい本だと思います。

特にまえがきの出だしから迫力がありました。
「戦後、日本の右翼はマーケティングを誤った」という趣旨から、切り込んできます。

つまり、もう「右翼-左翼の2つのうちどっちか?」を決める時代ではなく、成熟した国民は、政策を個別にオプション選択すべき時代がやってきた。

たとえば、天皇制に賛成するけど、原子力発電所反対。日の丸を国旗として敬愛し、道徳教育の強化に賛成するが、君が代の歌詞を変えることは検討したほうがいい。

そういう、既成概念でいうところの右翼的な意見と左翼的な意見を、並べて議論が行われてしかるべきなのに、右翼=恐いの印象を与えてしまっていて、右翼的な意見が封鎖されてしまっている……という意味のことを書かれています。

確かにその通り。
今も、マーケティング効果がなさそうなコミュニケーション方法をとった街宣車が、東京・駒沢通りを走っています。その音を朝から聞いていて、『平成維新』のまえがきを思い出しました。


平成維新平成維新
(1989/06)
大前 研一

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