Hisakazu Hirabayashi * Official Blogドラクエ発売延期だけではなくEIDOSも

ドラクエ発売延期だけではなくEIDOSも

前々回のエントリーで、「私はなんだか、どこか心の中で予期していた、恒例行事をこなしているような……そんな気分であります」と書いたのですが、12日、スクウェア・エニックス・ホールディングスは、英ゲームソフト開発会社のアイドスの全株式を取得すると発表しています。

買収金額は約8430万ポンド(約108億円)。
ゲームビジネスに真っ当な経済ジャーナリズムというものがあるとするならば、「慣れ親しんだドラクエの発売延期」を騒ぐよりも、こちらのニュースを、もう少し重視してもいいのではないでしょうか。

アイドスは映画化されたヒット作『トゥームレイダー』を開発した会社です。

私、06年に一度だけ入ったことがあるのですが、ロンドン郊外、テニスで有名なウィンブルドンの駅の、目の前に本社があります。社屋の中が吹き抜けになっており、竹や障子をあつらえた、ちょっとジャパネスクなオフィスが印象的です。

同社のオフィスは大好き!

でも、はっきり言って、過去に何度も身売り説が出た企業でもあり『トゥームレイダー』以外のヒット作は少ないといえるでしょう。

しかし、ピーク時の半値に落ちたポンド安の経済情勢でのアイドス買収は、きちんとしたマネジメントが入れば、大化けする可能性があります。そういう、グローバルで過去に例の少ない記事は、皆さんご取材なさらないようですね。

まだ、ご在籍なのでしょうか。
アイドスには女王陛下から勲章を受けたゲームデザイナー、OBE(Order of the British Empire)の称号を持つイアン・リビングストン氏がおられました(下写真)。

氏は、ロールプレイングゲームと本を融合させたゲームブックを考案。物語を読み進め、読者が選んだ選択肢によって、次に読むページが変わっていくという構造です。80年代に復刻された『火吹山の魔法使い』などは日本でも大ベストセラーになっています。イアン・リビングストンと『ドラゴンクエスト』、あるいは『ファイナルファンタジー』が共同開発されるなんて夢のある話なのに。

でも、多くのメディア関係者の関心事はドラクエ発売延期です。

ian.jpg

ファイティング・ファンタジー「火吹山の魔法使い」 (〈ファイティング・ファンタジー〉シリーズ)ファイティング・ファンタジー「火吹山の魔法使い」 (〈ファイティング・ファンタジー〉シリーズ)
(2005/03/26)
スティーブ・ジャクソンイアン・リビングストン

商品詳細を見る


Comment

買収が続くなぁ
またスクエニが買収ですか…
UBIソフトは提携でしたっけ?
お金あるなぁ、スクエニv-12
国内のゲームメーカーはもう買収しないのかなぁ…。
やっぱスクエニって影響力でかいですね。
当たり前か…
これでスクエニが変わる事に期待します。
  • 2009/02/13 18:53
  • t-hikl
  • URL
  • Edit
こんにちは、おくと申します。
イアン・リビングストンさんの名前を最近見かけたので、こちらのアドレスも貼らせてください。
http://www.amazon.co.jp/dp/4894258072/
イラストが新しくなった新装版みたいです。
このイラストが有りかどうかを考えるのも楽しいです。^^
  • 2009/03/04 20:37
  • おく。
  • URL
  • Edit
Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
株主優待
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。