Hisakazu Hirabayashi * Official Blogソニー中鉢社長、退任報道をうけて

ソニー中鉢社長、退任報道をうけて

ソニー中鉢社長が退任し、ストリンガー会長が兼任へのニュースは、私の周辺では激震が走りました。

この第一報が入った瞬間に、私はたまたま取材を受けていて、その取材内容が変わってしまったほどです。「今後の任天堂はどうなるのか?」が、「今後のソニーはどうなるのか?」に(笑)。
なかなか機転がきく記者さんでした。

その後も、企業としての関心事として、個人としての興味で友人・知人から「どうなるんでしょう?」
とのお問い合せ電話と、メールが多々。そんな先週末、金曜日でした。

「今後のソニーはどうなるのか?」
「わかりません」。
というのが、私の答えです。
堂々と「わかりません」と言っています。

トップ人事、組織改革=変化が起きる、という記事を書くのは、ある種の経済記者さんたちの宿命ですが、現時点では私は、本当にわからない。

経営学的ではなく、哲学的になりますが「『わからない』ということがわかっています」。

なぜなら、ソニーが変わる、ということはトップではない、「ソニーで働く人のソニーでの働き方」が変わることが、今、求められていることだから、と私は考えるからです。

(世界で2000アカウントを持つ)プレイステーション・ネットワーク(PSN)」で、このプラットフォームを活用した、モバイルエンタテインメント商品の開発を行っていく。


……ということは、「天下のソニー」「世界のソニー」ではなく、たまにこのブログで紹介している、あまたのベンチャー企業や、ときにに個人が運営しているサービス型コンテンツを「頭を下げて」「積み重ねて」いくことを、経過せずして、上記目的は達せられないからです。これは、正しき企業戦略のグランドデザインですが、その実行者は「人」です。トップが変わり、組織が変わり、制度が変わり、意識が変わり、業務内容が変わり、取引先がかわり、コンテンツが変わり、そのコンテンツがユーザーに浸透して、やっと売上となります。長くて険しい道のりの始まりです。

ソニーのトップ人事だけではない、広くIT業界は天地創造的な大激変が起きると、昨年から予言をし、また覚悟もしておりました。

今は揺れただけです。
揺れて週を明けます。
相場の言葉でいえば、思惑錯綜のような状態が続くでしょう。
でも、わからないものはわかりません。

まわりが揺れたら、火を消して、机の下にもぐって、揺れが止まるのを待ちます。
地震対策と同じです。

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