Hisakazu Hirabayashi * Official Blog手持ちぶさた解消エンタテインメント

手持ちぶさた解消エンタテインメント

前回のエントリーをうけて。
ソニーのエンタテインメント事業が「モバイルエンタテインメント商品の開発を行っていく」のほうを向いているのは、正直、意外だったのですが、賢明な選択であると、一晩明けて、そう思うようになりました。

大艦巨砲主義ではなくモバイル。
モバイルは、英語で書くとmobileで「可動性の」「移動性の」という意味で、どちらかというとハードウェア性能を示す修飾語です。

これを逆に利用者の観点から見ると、「手持ちぶさた解消エンタテインメント」が、今は流行を通り越して、当たり前になったし、この流れはますます加速すると思うのであります。

で、いきなり話は飛びます。
私、GREEは今回のソニーの事業ビジョンにたくさんの示唆を与えていると思っています。実際、去年からソニー・コンピュータエンタテインメントの複数の方をGREEに招待させていただきもしました。

うーん、mixiではなくモバゲーTOWNではなく、GREEなんです。
その理由は、GREEのサービスはヘンなのです。
良い意味の常識はずれで、それは単なる思いつきではなく、フィロソフィーを感じるのですね。

GREEは高性能のパソコンでできることを、あえて、サービスに組み込んでいません。
今どき、日記にYouTubeの動画も貼り付けられない、音楽再生もできない、ダメダメなSNSなのです。ライバルとするmixiはできるのに、あえて捨てています。
そのかわりに、パソコンよりも性能には制限がある携帯電話での利用者へのサービスは、驚くくらいに充実しています。

占いは「グリ占(グリせん)」。
ゲーム感覚のQ&Aコーナーは「グリQ(グルキュー)」。
ペット育成のサービスは「ぐりのっぺ」。
自分空間の作成は「ハコニワ」。
そして、用意された、どれもかなり出来映えのよい10種類以上のゲームは、携帯電話でしか遊べないのです。

生活のすき間の時間を狙う、という利用者のライフスタイルを考えた、ユーザーフレンドリーな戦略。それと、パソコンよりも携帯電話のほうが有料会員を増やしやすいというシビアな戦略。この両立を緻密に組み立てているのがすごい、と思うのですね。

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