Hisakazu Hirabayashi * Official Blog父の命日

父の命日

  • Day:2009.03.08 06:06
  • Cat:私…
1986年の今日。
ふたつのことが起きました。
このふたつが、同日に起きるなんて、何万、何十万……何億分の1の偶然でしょう。

私が学校を出て出版社に入社した年、テレビゲーム専門誌の創刊準備室に配属されました。
右左もわからない世界でしたが、なんとか創刊にこぎ着けて、1986年3月8日。

創刊の祝いということで、同夜は赤坂・六本木を徘徊するわけです。
帰宅したはだいたい夜中の2時過ぎ。

いつも絶対いないはずの伯母が、当時、私がひとり住まいをしていたワンルームマンションのまえに立っており、「父が危篤」だと。

東名高速に乗って、あわてて実家に戻るも、私の予想通りで、すでに父は息をひきとっていました。
雑誌の創刊日と父の命日が同じ日なんです。

一年のうちの365日は平らではなく、記憶に残る日と何の記憶にも残らない日によって、つながっていますが、3月8日は私にとって生涯、忘れえぬ日です。

当時、結婚はしていなかったけど、つきあっていた妻に頼み、急遽、書店で買ってもらい実家へ。
棺の中に入れた、雑誌が1冊、本が2冊あります。
葬儀場で、空気を思いっきり吸って、父の肉体の一部と、燃える紙を体内にいっぱい入れようとしたことがあります。

1冊はその創刊誌。
2冊は早川文庫の『ゴッドファーザー』でした。

ゴッドファーザー〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)ゴッドファーザー〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
(2005/11)
マリオ プーヅォ

商品詳細を見る


ゴッドファーザー〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)ゴッドファーザー〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
(2005/11)
マリオ プーヅォ

商品詳細を見る

Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
株主優待
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。