Hisakazu Hirabayashi * Official Blog会社を卒業する人たち

会社を卒業する人たち

  • Day:2009.03.09 10:42
  • Cat:働く
卒業シーズンです。

「我が家の娘も卒業です」。
「おかげさまで私も卒業の日を迎えることができました」。

卒業のお知らせを、たくさんの方から、メールやハガキでいただきます。
おつかれさま。
おめでとう。
新生活でもがんばって。
いろいろな思いをこめて、メッセージを贈たくなります。
よき、学校生活であったことを心にとどめておいてほしくなります。

でも、困ったことがあります。
会社で働いている人が、その会社を辞職する挨拶に「卒業します」と書かれていることが、ここ数年、多くなりました。

なんなのでしょう?
学校ではなく「会社の卒業って」。

日本人は婉曲表現を好みます。
また、日本語はその表現がうまくできるようにいろんな語彙が用意されています。

ストレートに、「このたび退職いたしました」というのは、何だか会社に嫌なことがあって、それを糾弾するかのようで、遠回しに表現したい。そんな、気づかいの心があっての「卒業しました」なのかもしれません。それならば、自分が会社に育ててもらったみたいで、人間関係も円満で、退職するみたいだな、と。

わからないわけではないですが、これは無意味な気づかい、妙な遠慮ではないでしょうか。
堂々と「退職いたしました」でいいでしょう。

会社を卒業したら、次は別の会社の入学するの?
……とツッコミたくなります。

会社を辞めることを「卒業」と言ってしまうその心に、日本人の美徳もわずかに感じるのだけど、根本的には、働くことへの甘ったるさが横たわっているような気がしてくるのです。

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土居 健郎

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Comment

卒業って・・・
卒業はおかしいと思います。
会社は学校ではないし・・・
うーん。
なんででしょうね。
別に「退職しました」でいいと思うんですけど。
何歳くらいの人がよく使うのでしょうか。
  • 2009/03/09 17:29
  • t-hikl
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私は「会社を卒業」と使ってもいいと思います。退職という意味は学校でいうと退学に等しいと思います。学校を退学する理由は人それぞれですがほとんどが学業不振、勉強するのが嫌になったが挙げられます。そうなると退職の意味は「仕事が嫌になった。会社に行くのが嫌になった」になると考えています。ですから円満で会社を辞めた人と上記のように会社を辞めた人と同じように見られることが私にとっては嫌で仕方ありません。話の中に「『会社を卒業』と書いている人は仕事に対して甘えがあるのではないか」とありますが、私はその逆で上記の学校を退学する人は学業に対して甘えがあるから辞めるのです。それは社会でも同じで会社に対して嫌気を差して辞める人の方が仕事に対して甘えがあると感じます。だから私は「会社を卒業」という表現に対して違和感は感じません。むしろ胸を張って使ってもいいと思います。
  • 2010/02/02 20:36
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