Hisakazu Hirabayashi * Official Blog過去に発行された本の未来予測を今から振り返る

過去に発行された本の未来予測を今から振り返る

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私のイジワルな趣味と研究を兼ねて、やっていることのひとつに古本探しがあります。
どういう古本が好きかというと、過去に発行された本の未来予測、でもその未来は、今から見て過去である、という系統の本。

つまり、1990年に発行された2000年を予測したような本です。
こういう本の良いところは……安い(笑)。
そういっては何ですが、ビジネス書として何の価値もないのです。
たとえば、「2000年までに株式市場は大復活して、日経平均10万円時代がやってくる!」などと書かれているわけですから。

ですが、未来予測者はどういう盲点に陥りやすいのか、よく読むとタメになり、非常に価値ある書物となります。けっして、出版なさった著者や編集者をあざ笑うために購入しているのではありません。

こうした金融経済ものもそうですが、電子メディアにかかわるものも、出物(でもの)はたくさんあります。

昨日、思わず買ってしまったのが、『ニューメディアが拓くニュービジネス』という、まさに私好みの本であります。

発行年が1983年で、「1990年代には新聞を読む人は少なくなり、家に届くファックスで読むようになる」などと失笑を禁じ得ないことが書かれています。

テレテキスト
ビデオテックス
キャプテンシステム
HIS(ホーム・インフォメーション・システム)
INS(NTTのISDNサービスの商品名)

懐かしい用語がたくさん出てきます。
「ホーム・ショッピングやホーム・バンキングが当たり前になる」などと、見事正解! の予測もあるのですが、携帯電話のことが一言も触れられず、電子メディアの予測の難しさを痛感します。

私は「ニューメディア」の響きが懐かしくて、思わず飛びついてしまったわけですが、本書が悪いのではなく、電子メディアを語る、その時代ごとのメディア産業が、流行語製造装置になってしまっている面もあります。

マルチメディア、ホームサーバー、Web2.0……今はクラウド・コンピューティングですか。
まるで「初物入荷しました!」のような、「点」でとらえた「流行語」が好きなんですね。

私?
これからは、ユビキタス社会がやってくると思います。

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