Hisakazu Hirabayashi * Official Blog「テレビの、これから」、ディレクター氏よりのメール

「テレビの、これから」、ディレクター氏よりのメール

昨日のつづきです。

NHK討論番組「日本の、これから」の、先週、土曜日に放映された特集は「テレビの、これから」でした。

私にメールをくださったディレクター氏は、大変、礼儀正しく律儀な方でした。
まさに書き殴ったかのような、批評ともいえない批評を、私は番組を観ながらブログにアップしていました。

今、読み返すと恥ずかしいような内容。
みっともない言い訳をさせていただきますと、書いた内容そのものよりも、番組とリアルタイムに書くことによって、私が何度も使った「隔靴掻痒の感」を表現したかった。写真1枚では表現できないから、何枚かの写真を並べて「組写真」。あるいは、立て続けに書くことによって、別の意味が生まれる、ブログ上の一種のインスタレーション? そんな身勝手な思いがありました。

なのですが、ディレクター氏はていねいに自己紹介をしてくださった後に「これだけ熱心に番組をご覧いただき、その上で批評していただけたことありがたく、そして真摯に受け止めたいと思っています」とのご挨拶をいただきました。

その後には、以下のようなことが書かれていましたので、一部要約させていただき紹介いたします。

なお、この内容は、多くのスタッフと構成・制作した番組ゆえ、組織全員の統一見解ではなく、ディレクター氏の個人的見解であること。また、メールも、あくまでも個人的な見解を述べるために、私にくださったメールであること。この2点を前提としてお読みください。

さて、内容ですが、ディレクター氏は番組製作の目的を、きっぱりとこう述べられていました。

さまざまな制約があり、テレビがメディアの主役から交代しつつある過渡期。テレビ業界内の人間と、ネット世代の新しい感覚を持った視聴者が向かい合うことで、互いにそこにある“問題”を意識してもらう。その“機会”と“場”をつくることが今回の目的でした。


業界の内と外。
テレビとネット。
歴史が長いものと短いもの。

その両者が、民放も製作者の方もまじえて、顔をつきあわせることがなかったので、“機会”と“場”をつくった。非常にわかりやすい目的です。

しかし、討論番組の原則通りに「台本なし」の進行であり、その“場”で初対面の方たちに意見を述べていただいているわけで、ご指摘いただいたように、どうしても議論が深いところまではいけませんでした。

との、率直な制作者としての感想をいただきました。

また、スタジオは「台本なし」だが、「VTRはある」ので、その時間にそって番組進行をせねばならず「歯がゆかった」とのご感想も書かれていました。

ですが、(議論を深めないために)意図的にこのような構成にしたことではない、ことも添えられておりました。

また、ディレクター氏の知人でもある深水英一郎氏、西村博之氏らが運営するニュースサイト『未来検索ガジェット通信』でも、この番組のフォロー企画をはじめていることを教えていただき、「テレビ放映のつづきの議論はネットで、とリレーしていくのが現代の討論番組の正しい姿かもしれません」と結ばれておりました。

じつは、このメールをいただいたあと、私も返信し、いくつかの質問や意見交換をさせていただいております。その部分はもっとディープになります。

(つづく)

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