Hisakazu Hirabayashi * Official Blog仕事の能力と料理の能力はおおいに関係ある

仕事の能力と料理の能力はおおいに関係ある

  • Day:2009.04.13 00:00
  • Cat:働く
仕事の能力と料理の能力はおおいに関係ある。
数学的に比例するかどうかは別として、両者の相関関係はある。
それが持論である。

仕事と料理。
共通点あげると、ザッとこんなところである。

・予算をかけるところにはかけ、そうでないところは倹約すべきである。
・すなわち、常にコスト意識が必要である。
・完成形のイメージが初期段階から必要である。
・しかし、失敗したときはリカバーする力も必要である。
・基礎が重要であることは言うまでもないが、最後の成果は応用力が問われる。
・タイムマネジメントが重要である。
・常識にしばられない発想力が必要である。
・料理では「下ごしらえ」、仕事では「段取り」が重要である。
・料理では「一手間」というが、仕事にもほんのわずかな手間をかけることが重要である。
・味つけから、盛りつけまで、TPOをわきまえることが重要である。
・ないものへの不満を封じ、有るものを使いこなす心を持つこと。
・清潔でなくてはいけないことは、言うまでもない。
・自分以外の「他」から、どれだけ吸収できるかが自信の「伸び」にかかわっている。
・相手への思いやりがなくてはいけないところが共通している。


など、共通点は、挙げだしたらキリがないほどである。

それと何よりも根幹部分で共通するのは、「外見にとらわれないで、本質を見る力」が、仕事力と料理力の共通項ではないだろうか。

他人からいただいた、レシピだけでは料理に限界がある。

「真鯛のカルパッチョ」を、真鯛、オリーブオイル、イタリアンパセリ、レモン、塩コショウ……と覚えていたら、料理は暗記問題になる。料理のレパートリーは記憶力テストになる。

そうではなく「真鯛のカルパッチョ」をただの刺身ととらえ、刺身であれば、塩分と酸味と香味野菜が必要という真髄が見えてくる。

すると、目の前に生の真鯛があれば、醤油とかぼすとシソを用意する行為が、人まねのカタチではなく、生魚を食べる普遍的なテーゼとして見えてくるのだ。

もっと言えば、「刺身」と呼んでいるものと「サラダ」と呼んでいるものは、多くの場合、魚・肉が前者であって、野菜が後者である。だが、それは呼称に戸惑わされているのであって、どちらも生食で、それを食すためには、衛生的に洗い、塩分をつければよい。それだけでは不満足ならば、油、辛味、香味などをつけ足して、料理は料理らしくなっていくのである。

レシピを見ながら料理を一品一品覚えていく者は、料理も仕事も上達しないし、楽しくなかろうに、と思うのだ。

……というような見解が、もっともっと深く書かれている、男の料理についての歴史的名著は、この本だ。ぜひ、推薦させていただきたい。

料理の四面体―東西美味発見法 (酒文ライブラリー)料理の四面体―東西美味発見法 (酒文ライブラリー)
(1999/04)
玉村 豊男

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