Hisakazu Hirabayashi * Official Blogギャルギャルした「いただきます」

ギャルギャルした「いただきます」

  • Day:2009.04.28 00:00
  • Cat:言葉
殺伐とした話が多かった。

ほのかに心、あたたまる話を書く。
昨日は講義で学校に行った。
午前、3コマ。
午後、3コマ。
長丁場だ。

もちろん、午前と午後の間には昼休みがある。
私は校外で食事をし、キャンパス内をうろついていると、茶髪、化粧濃いめ、話し方は柳原可奈子に真似されそうな、今どきの女子学生の集団が視界に入った。

会話の内容までは聞こえないが、「私」のことを「わたし」でも「あたし」でもなく、「ウチ」と呼んでいるのが聞こえた。

昨日の昼は天気が良かった。
晴れていた。
風もない。

キャンパス内のベンチに座って彼女たちは、それぞれが持ち寄った弁当を食べようとしていた。
包んでいた布を開き、弁当箱のフタを開けた瞬間だった。
集団の学生のうち、2名が合掌するポーズをして箸を持ち、食事をはじめた。
外見とは違う、子供の頃からの習慣であろう、礼儀正しさに遭遇した。

「いただきます」。
この挨拶は日本語特有の、語源を短縮して生まれたものだ。

いつもとは違う、「有り難い」ことがあったので、「ありがとう」の挨拶が生まれた。
いろいろと話をしたあとに「左様なら」と言って別れたのが、いつのまにか「さようなら」の挨拶になった。

「いただきます」は、殺生にからむ話で、「あなたの命を、私の命とさせていただきます」の最後の部分が食前の挨拶になったのだという。

つまり、食物の命をいただくわけなので、ただ言葉を発するのではなく、同時に合掌をする習慣が、今でも残っているのだ。

場所が高級料亭で、和服を着た清楚な奥様たちなら、驚きはしない。
学校のキャンパスで、茶髪&化粧濃いめの学生が、とっさに行った合掌のポーズは美しかった。
胸にあたたかみが広がった。

Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
株主優待
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。