Hisakazu Hirabayashi * Official Blog関西弁のチカラ

関西弁のチカラ

  • Day:2009.05.01 09:29
  • Cat:言葉
電車の中で聞こえた会話。
Aさん、Bさんでもいいが、イニシャルだと雰囲気が出ないので、人名は仮名だ。

先輩風「知っとるか、鈴木くん、飛ばされたんの」
後輩風「そうでっかー。また、なんで?」
先輩風「佐藤部長、おるやろ」
後輩風「はぁ」
先輩風「どうもソリが合わんかったらしいでぇ」
後輩風「鈴木の仕事はどないです?」
先輩風「仕事も、そうできるほうや、あらへん」
後輩風「ほんなら、しゃーないですなぁ」
先輩風「まぁ、そやなー」


私は関西弁を書くのが苦手なのだが、ヘタなりに再現してみたものである。
内容から察するに、社内の左遷人事とおぼしき、すごくシビアな話も、関西弁のリズムとイントネーションで聞くと、なぜか、穏やかな感じがする。

これが、関東の言葉だとこうなる。

先輩風「知ってるか。鈴木、飛ばされたの」
後輩風「そうですか。また、どうしてですか?」
先輩風「佐藤部長、いるよな」
後輩風「はい」
先輩風「どうもソリが合わなかったという噂だ」
後輩風「鈴木、仕事はできるんですか?」
先輩風「仕事もできるヤツではないという評判だ」
後輩風「それならば、仕方ないですね」
先輩風「確かに、そうだ」


私は、この関西ビジネスマン同士の会話を聞いて、自分の至らない点に気づいた。

私は英語も得意ではない。
得意ではないが、ビジネスのあらゆる局面で、英語で考えるクセを身につけようと努力してきた。

英語でものを考えるとは、いわゆる5W1Hがはっきりさせることはもちろん、主語と動詞がはっきりさせることを意味する。ビジネスのコミュニケーションでは、それが大事だと思うからだ。

私たちは感じる(We feel~)
私は提案する(I propose~)
私はすべきだ(We shoud~)

これらをはっきりさせて、物事を思考する。そして、また話す。
なので、ビジネスの現場で、ダラダラと主語と動詞が明解ではない発言をするのも、されるのも、私は好まない。

英語でものを考える利点はある、と今でも信じている。
だが、欠点もあるのだ。
理屈っぽいのだ。
ときに、人間関係がギスギスするときもある。
裏返せば、ダラダラと主語と動詞が明解ではない発言をするのも、されるのも、時には大事なのかとも思う。

……というわけで、「関西弁で物事を考える」という、もうひとつの引き出しを、自分の中に持つようにしようと、心がけることにしたのである。

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