Hisakazu Hirabayashi * Official Blog心ある多くの人から嫌われる「で」

心ある多くの人から嫌われる「で」

  • Day:2009.05.16 11:23
  • Cat:言葉
電車の中での会話。
「で」のことが気になって、携帯電話で、エントリーしたらコメントをくださった皆さんのほかにも、同様のご意見をいただいた。

「で」は分別ある方たちから、ことのほか不評であることがわかって、仲間が増えたようでうれしかった。

たとえば男女のデートで……

「どこ行く?」
「渋谷でいい」
「映画、何見る?」
「『天使と悪魔』でいい」
「何、食べる」
「イタリアンでいい」
「食後のお飲み物は?」
「紅茶でいい」


だと、ものすごく、すさんだ会話になってしまう。
というわけで、「で」について、その毒性はどこにあるのか調べて、自分なりに考えてみた。

ここで問題となっている「で」は格助詞というやつで「が・は・を・に」などの仲間だ。
そのうちの「で」には使い方は細かく定義されている。

(1)場所を示す
公園で遊ぶ。ハワイで買った。

(2)道具や手段を示す
水で洗う。自転車で行った。 

(3)範囲を示す
3日でできる。月末で締める。

(4)基準を示す
多数決で決める。天候で決める。

(5)原因を示す
喉頭炎で声が出ない。事故で電車が遅れた。

(6)様子を示す
青白い顔で。笑顔で。

(7)材料を示す
紙で飛行機をつくる。小麦粉でうどんをつくる。

(8)主体を示す
当方でやらせていただきます。

以上のように定義されていて、不良中年さんのお母様がおっしゃるように、「で」は「が」とはまったく違う意味で代用もできない。なので、文法として正しくない、というのが「で」のおかしさの理由のひとつ。

そして、上で書いた「当方でやらせていただきます」のように、やや、へりくだって使う用法があるので、へたに「で」の使ってしまうと、不遜な印象を与えてしまう。

などのことをいろいろ考えた。
文法の専門家ではないから、本当のことはわからない。
だが、「で」について改めて考えるのは、今後の自らの戒めにもなった。

Comment

Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
株主優待
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。