Hisakazu Hirabayashi * Official Blog半分だけつくったタイタニック号

半分だけつくったタイタニック号



週末に『ターミネーター4』を観に行く。

話は完全にこじつけだが、最新作の“4”ではなく最初の『ターミネーター』の監督で、アーノルド・シュワルツェネッガーをスターにした、ジェームズ・キャメロンが好きだ。

ジェームズ・キャメロン監督というと、CGをバリバリに使った、大作映画を撮る監督のイメージがあるかもしれない。
……というか、私はそういうイメージしかなかった。

だが、同じくジェームズ・キャメロンの代表作の『タイタニック』。
この映画の制作秘話を知って、私のイメージは一変した。

同作品は、ものすごい予算を使ってつくったと思いきや、タイタニック号を精緻につくる制作費がなかったために、片側のみを製作。反対側のシーンは鏡に写して撮影したのだという。

すると、左右が逆の鏡像が撮れてしまうので、衣装など、あらゆる被写体も左右逆のものを用意したのだそうだ。また、CGを使って甲板上の乗客を描くことにより、「約100万ドルのギャラを節約した」という証言も残っている。

クリエイティブな才能で、「美」や「知」を生むことは……監督と呼ばれる職業ならば誰でもできる。
だが、「金」と「時間」を使うばかりの監督は多いが、「金」と「時間」を生む工夫ができる監督は、じつに少ない。

そういう意味でジェームズ・キャメロンは「学び」の対象であってほしいのだ。

Comment

ただしくは・・たぶん
予算的に、半分に作ったのではなく。接岸する方向を美術スタッフが間違えて、右舷にしてしまったため、史実にあわせるために、左舷に変更。撮影時に洋服や、看板までも裏側にして、エフェクトで反転させた。という事らしいです
(AVIDとイマジカが合成を担当していたので)
  • 2009/06/16 19:38
  • 不良中年
  • URL
え、そうなんですか?
不良中年さんがイマジカの実名入りで言うんだから、そうなんですね。
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