Hisakazu Hirabayashi * Official Blog渋谷でアルチンボルド

渋谷でアルチンボルド

この画家を知ったのは、90年代のパリだった。
ゲーム作家で、最近よく職務質問を受けるらしい飯田和敏氏は、私の美術の先生だが、彼と食事をしたレストランに飾られた絵画は、ジュゼッペ・アルチンボルドだらけだった。後期ルネッサンス、マニエリスムを代表する、されど異端の画家の生涯について、レクチャーを受け、私はある種の興奮を覚えた。

こうした絵画が生まれてくるという、歴史ドラマがおもしろいが、難しい話を抜きに、一枚の絵画に、エンタテインメント性があるのだ。しかも、それは現代にも通じるエンタテインメント性でもある。

以来、数奇な運命の導きにより、私はCGを学ぶ学生諸氏に私は西洋美術史をお教えする立場となるが、ジュゼッペ・アルチンボルドは、かなりの時間を割いて、ていねいに解説するようにしている。

そのジュゼッペ・アルチンボルドが、渋谷で観賞することができる。
Bunkamura ザ・ミュージアムで『奇想の王国 だまし絵展』をやっている。

興味を持った学生諸氏は、ぜひ観に行って、そのみずみずしい感性で何を思ったか、感想文を読ませてほしい。

アルチンボルド (ニューベーシック) (タッシェン・ニューベーシック・アート・シリーズ)アルチンボルド (ニューベーシック) (タッシェン・ニューベーシック・アート・シリーズ)
(2001/06/13)
ヴェルナー・クリ-ゲスコルテ

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