Hisakazu Hirabayashi * Official Blog投げ銭システム

投げ銭システム

  • Day:2009.06.22 00:03
  • Cat:教育
当ブログのエントリーにコメントをくださるredtail2733先生は、静岡大学情報学部の准教授で、私と『ゲームの大學』を共著していただいた方だ。

私が出版社を辞めて独立した頃、日経エンタテインメント誌の副編集長の職にあられ、私を書き手として起用してくださって以来のご縁である。

のちに、同時期に新聞連載をし、本を共著し、いろいろとお仕事をさせていただいたが、一番印象に残るのは、某年某月某日、静岡大学での講義である。

こんなこと……いきなり書いていいのかなぁ。
と、前置きしつつ書いてしまうと、静岡大学は外部講師(=私)に支払える講師料が少ない。
そこで私を気づかってくださった、redtail2733先生のアイデアが、なんともすごかった。

講義を受ける学生諸氏は小銭を用意しておくことにした。

私がおもしろいこと、価値あること、共感を呼ぶこと……とにかく良いことを言ったら、講師である私に向かって硬貨を投げることになったのだ。

なんと「投げ銭」!

redtail2733先生のお話によれば、投げ銭は、芸人に大衆が対価を払うエンタテインメント・ビジネスの原点となるスタイル、という論理により、このシステムは実行された。

私は頑張った。
ちょっと禁じ手を使って、いつもの講義では言わないことまで言った。
高尚な理論よりも、インサイド情報ほど、硬貨は飛んでくる、というコツをつかんだのだった。

たまに、カラダに命中して痛い!
だが、それが私のギャラだと思うとガマンもできる(笑)


講義が終わると、床に落ちている硬貨を拾う。
1円硬貨もあれば、100円硬貨もある、500円硬貨だと、すごくうれしい気分になる。

床にはいつくばって硬貨を拾うという行為をするのは、みじめな気分になるのかなと思ったが、まったくそんなことはなかった。働いた甲斐という無形物を、手で拾っているかのような豊かな気分になれた。

私は予想以上に多かった硬貨を拾い、袋につめて、帰路に着いた。

私の収入の話はさておき、今でも思い出すことができる。
あの時、硬貨を投げている学生のみなさんが、楽しそうだったこと。

非日常空間となった教室には、笑顔と歓声にあふれていたのが印象的だった。
また、機会があれば、銭を投げてもらいながら、redtail2733先生と話をしたい。

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Comment

投げ銭は人と会場を選びます
そうですね。学生も楽しそうでしたよね。

あの後,某ジャーナリストの公開対談でも,
投げ銭をやったんですよ。

怒られましたよ。「オレは河原乞食じゃない!」って。
「大道芸人」と言わないところがニクいんですが。

あのシステムは,
「私はしょせんはサービス業なんだ。
人の前で,相手が欲している話をするという意味で,芸人と同じなんだ」
と割り切れる人じゃないと適用できないと思い知ったのでした。

もう一回,某コンサルタント。
これは喜んでもらえたのですが,
いかんせん,長方形の教室では盛り下がること夥しい。

大道芸や古代の劇場のように,「円形」「半円形」の場所でないと(聴衆と話者の距離が近くないと),
投げ銭システムは効果を発揮しないのです。
  • 2009/06/22 23:46
  • redtail2733
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  • Edit
すばらしい投げ銭分析です(笑)
ですかぁ。
場所と人ですかぁ。
怒る人もいるんですかぁ。
「円形」「半円形」ですかぁ。
のちほど、キャンドルナイトにおじゃまにいきます。
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  • 2009/06/24 01:38
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  • 2009/06/25 04:28
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  • 2013/11/30 20:57
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