Hisakazu Hirabayashi * Official Blog無料の放送と無料の政治

無料の放送と無料の政治

昨日のエントリー、「投げ銭システム」から連想して、まえまえから言いたかったことを思い出した。
無料には無料なりの問題があるということだ。
投げ銭のように少額でもいい。有料は無料が抱えた問題を解決する糸口となる。

たとえば、テレビについて考えてみる。

ある特定のテレビ番組のことを指して、「低俗番組」と人は言う。
日本の一般的なインテリ層は、まず、テレビ番組のことを誉めない。

「くだらない」
「似たようなバラエティ番組ばかり」
「タレントに頼りすぎて創意工夫がない」
などと言う。

子どもに見せたくない番組というのがある。
これは、どこの誰もが使ってもよい、一般的な“くくり”だと思っていたが、そうではない。

社団法人日本PTA全国協議会という組織が、毎年小学5年生・中学2年生、およびその保護者に対し「テレビ番組に関する小中学生と親の意識調査」と称するアンケートを行い、そのランキングを発表している。

「ロンドンハーツ」が6年連続でワースト1だ。

確かにテレビ番組の悪口を言うのは簡単だ。
何を隠そう、つい最近、私も「NEWS ZERO」のインタビューを批判した。

だが、批判者は、心のどこかにひっかけておかなくてはいけないのは、それがタダ(無料)のコンテンツである、ということだ。

タダで見せてもらって、それにイチャモンをつけるのは、もちろん時と場合によるけれど、お門違いになる可能性と常に隣り合わせにいる。

というわけで、プレイステーション・ストアではすでに販売され、Wiiの間でもはじめるという、少額の有料放送は、ゲームソフトのかわりに映像も売りました、という次元ではなく、情報の価値に対価を払うのは当たり前の社会をつくる、既存のタダの放送の虚を突くようなことをしてほしい、とかなり話は飛躍するのだ。

さらに飛躍すると、この話は、かなり政治の議論に近い。

政治家の悪口はいくらでも言える。
落選させたい政治家も発表できる。
事実上、スポンサー=企業献金が政治家を動かしている。
だが、個人献金などまったく無関心で、良い政治家を育ててこなかった有権者も悪い。
有権者の個人献金が増えると、政治家と企業の癒着は減るのが理屈だが、そうなるには、相当な時間がかかる。

言っていることは大それているが、非常にまとまりが悪い。
それはきっと、このブログが無料で閲覧できるからだろう。

Comment

タダより高いものはない…

確か、そう教わりました。

でもね…

この諺の本来の意味は…

お金で買えないものの価値を示している…らしいです。

でも、やはり…

タダより高いものはない…

お金で買えないものが、タダのもので侵される…

思考…心…が、垂れ流しの“言葉や映像”に侵食されてゆく…

あ~恐い。


  • 2009/06/23 00:54
  • 野良女
  • URL
野良女さん、コメント、ありがとうございます
タダより高いものはない…
おっしゃる通りで両方の説というか、解釈があるようです。
時間があれば、ひとことエントリーします。
Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
株主優待
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。