Hisakazu Hirabayashi * Official Blogきれいな敬語で書かれた失敬な依頼

きれいな敬語で書かれた失敬な依頼

  • Day:2009.07.02 13:06
  • Cat:教育
ポッドキャスト 落語
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……ほどではないけれど、敬語やビジネスシーンでの言葉づかいに関して、検索され、このサイトを訪れる方は多い。

過去にこんなエントリーがあるからだろう。

たとえば1。
たとえば2。
たとえば3。

さて、つい最近、人間は動物だからマナーやエチケットが必要なのだというようなことを書いたら、予想外に好評でコメントとメールをいただいた。

そのなかの一通に、某・研修会社の方からのメールがあった。
新入社員から、幹部社員、経営者にいたるまで、ビジネスマナー教育を行っている会社なのだという。

人様にビジネスマナーを教える会社の方だけあって、ホント、お手本になるようなビジネスメールである。

このサイトと私への賛辞のようなものが、延々と書かれ、突然のメールの非礼を謙虚にお詫びくださり、唐突な依頼をすることの事情説明が、ていねいに書かれている。

もちろん、敬語の使い方など非の打ちどころもない。
だが、その依頼事項がとにかくひどくて目を疑った。
夏目漱石風に書けば、兎に角、非道くて目を疑った。

同エントリーでは、私が使っている資料の写真を載せたのだが、その資料を丸ごと送ってくれ! という依頼だったのだ。もちろん、無料で。浅ましく、厚かましいではないか。

お金のことでガタガタ言ってるのではない。
「おじゃまして拝見したい」とメールに書かれていたなら、「どうぞどうぞ、ご足労かけますが……」と私は返事をしただろう。

「いくら払ってくれたら、続きを見せてあげます」。
そんなセコいことは言わない。

仮にも人様にビジネスマナーを教えている御仁が、私なりに考えた無形財産を、「ただでメールで送れ」はないだろう(怒)。

そして、「動物としての」という私説を、さんざん誉め上げておきながら、自分の依頼が、動物でいえば収奪行為にあたり、それを行った際に、相手に与える不快感たるや、はなはだしい。このことを理解なさって依頼しているのだろうか(怒)。

以上は私憤だが、そういう御仁が、他社の人材の貴重な時間を割いていただいて、ビジネスマナーを教えているのかと思うと、義憤のようなものまでこみ上げてきたのであった。

Comment

あるある,そういう会社
で,書いてあったわけですよ。
なぜ私がタダで送ってさしあげる必要があるかが,クソバカ丁寧で慇懃無礼だけど完璧な敬語で。

大意。

あなたは(みなし)国家公務員で,
私たちが払っている税金で生活し,物を考えていられるわけだから,奉仕するのが当然である。

あのね。
その言葉を知的財産権室の職員に言ってみて!!
国立大学が知的財産を囲い込むのはケシカランって!!

それは一面の真理ではあるんだけどね。

だから,やっぱり,タダで送って差し上げる人が多いんじゃないですか。国立大学教員とか。
  • 2009/07/03 00:01
  • redtail2733
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  • Edit
それはヒドイ
redtail2733先生。
コメントありがとうございます。

私は民間(笑)だから、こうして抗弁もできるわけですが、国立大学の先生には、そんな論法で攻めてくるのですか。

>私たちが払っている税金で生活し,物を考えていられるわけだから,奉仕するのが当然である。

ただただ呆れる話ですが、「税」と「奉仕」、およびその関係性についての、基礎的な教養のなさは、その方だけではない問題だとも思いました。
  • 2009/07/03 07:11
  • 平林久和
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