Hisakazu Hirabayashi * Official Blog頭と、心と、腹でプロデュースする

頭と、心と、腹でプロデュースする

  • Day:2009.07.23 00:30
  • Cat:働く
戦国武将、横綱、宗教家は、まあよいとして、現在のビジネスにおけるプロデューサーが、そなえているべき資質を、私はこんなイメージでとらえている。





頭が良くて、心の向きが真っ直ぐで、そして、腹が座っている。
こういう人は、理想的なプロデューサーだ。

なんで、プロデューサーの話になったかと言うと、『ゴリラの鼻くそ』が発端だった。

私がこのブログにエントリーするや、御礼のコメントをくださった。
その翌日には、いきなり携帯電話の番号をお知らせいただき、よろしければお電話くださいとのメッセージ。私もすぐに電話すると、島根から東京にいらっしゃる際に、お会いしましょうということになった。その人こそが、『ゴリラの鼻くそ』のプロデューサーだ。

……よほどすぐれた発想力がなくては、豆菓子を『ゴリラの鼻くそ』という名前にしようなどとは思いつかないだろう。

……とにかく人を笑わせるのだ、という情熱が心に満ちている。こんな私に御礼を言ってくださるお心配りがある。もしかしたら、商品を開発している最中に「こんな名前で大丈夫か?」と不安に思うスタッフがいたかもしれない。でも、そんな不安を吹き飛ばす、人の心を動かす術をご存じなのだろう。

……とはいえ、食べ物に“鼻くそ”とつけるのは大博打である。リスクがあってもリターンが大きいネーミングをして、勝負に出る。勝負に出た以上、全国各地に営業に行く覚悟がある。生半可な勇気ではできないことだ。見ず知らずの私に会おうと言ってくださるのも、腹が座っていればこその行動力だ。

私の現代ビジネスプロデューサーの理想像は、頭・心・腹の3拍子がそろっていることなのである。
なので、何度も繰り返すが『ゴリラの鼻くそ』の成功は、ラッキーでもなんでもなく、プロデューサーの力量なのだ、と思ったのだ。

(つづく)

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