Hisakazu Hirabayashi * Official Blog原子爆弾とテレビゲームの意外な関係

原子爆弾とテレビゲームの意外な関係

  • Day:2009.08.06 00:03
  • Cat:世界
今週、日本のゲーム業界を研究するために、ポーツマス大学の学生が来日しており、じっくりとお話をする機会があった。

当初は、プレイステーションを発売するソニー・コンピュータエンタテインメントの本社を見たい、という要望もあったが、同社のショールームは、間の悪いことに今週は夏期休業のため、オープンしていない。

だが、たまたま今週、日本に滞在しているというのは、重要な記憶を残すことができると提案。8月6日には「広島平和記念式典」がある。テレビ中継や報道だけでもよいので、ご覧いただくことをお薦めすることにした。

私は「日本は世界唯一の被爆国で……」と、政治的な反核のアピールをしたかったのではなく、ただ事実として、以下の写真の人物のことに、思いをめぐらせてほしかったのだ。

Higinbotham.jpg

写真の人物はウィリー・ヒギンボーサム博士(Dr.William A. Higinbotham)という。
大学院生時代にマンハッタン計画に参画。
結果的に原子爆弾の開発にかかわることになってしまった人物だ。

だが、のちに米国科学者連盟理事として核拡散防止のため政府と調停活動を行っていたこと、80年代になっても博士は核の安全対策に関する資料収集業務を同研究所で行っていたこと……からもわかるように、反核、もっと広くいえば、科学の平和利用に尽力する生涯を送ることになる。

この博士は、平和利用のシンボルとして、世界ではじめてのテレビゲームをつくった人物でもあるのだ。コンピュータを軍事以外に使うと、どんなものができるか。その考えは『Tennis for Tow』と呼ばれるゲームとなって、1958年に開発されている。



同ゲームはアメリカ、ニューヨーク州のブルックヘイブン国立研究所(Brookhaven National Laboratory)に展示された。上の動画は同研究所のhistoryのサイトでも紹介されている。

Comment

番組作ろう!
こんな事がHNKでやってほしい番組なんだよね
既存の様な番組じゃなくて
「ゲームは悪い」から番組は入っていくとか・・
ゲームの見せ方がわかっていないと作れない番組
おもしろいとおもうのだけれども
  • 2009/08/06 16:13
  • 不良中年
  • URL
構成台本書きます!
不良中年さん、コメント、ありがとうございます。
監督・演出していただけたら、私、ホンを書きます。


「ゲームは悪い」
……なぜならば、ヒロシマに核爆弾を落とした人がつくったからだ……

という逆説的な出だしで。
NAは女性の声ですね。
脱帽です
というしかありません。
ためになり、考えさせられました。
  • 2009/08/10 18:03
  • とろんぼーい
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