よくある場面のめったにないこと
- Day:2009.08.28 15:48
- Cat:ありがとう
あなたはビジネスランチをしている。
男同士、ふたりで。
店に偶然、あるグループがやってきた。
そのグループは、あなたの知り合いではなく、あなたの打ち合わせ相手の知り合いのようだ。
あなたの打ち合わせ相手は、「これは奇遇ですね」などと、あとから入って来たグループの人たちと、挨拶などをしている。
あなたは、ちょっと手持ちぶさただ。
そんなとき、気がきくあなたの打ち合わせ相手は、「ちょうど良いタイミングなのでご紹介します」と言って、あなたのことを、あとから入って来てグループの人たちに紹介をする。
すると流れは、お互いにビジネスマンであるから、名刺交換という儀式になる。
あなたは名刺を渡す。
ところが、先方のあとから入って来たグループの人たちは、名刺を持ち合わせていない。
先方はビジネスランチではなく、社内の人同士で気軽に食事に来ただけだったのだ。
名刺を持っていないのは、当然といえば当然だ。
「今日はお名刺をいただいて、後日、私の名刺はお送りします」。
そんな会話をして、あとは、もとのビジネスランチの流れに戻る……。
細かなシチュエーションは別にして、あなたも経験する“よくある場面”ではなかろうか。
ようは、知人が知人を紹介した。
こちらは名刺を渡したが、先方は持っていなかった、という話である。
「後日、私の名刺はお送りします」
私の25年のビジネスマン人生で、その後、名刺を頂戴する確率は1割に満たないように思う。
これが、いかにも同じ業界で利害関係がバリバリに一致しているパーティなどでは別だが、偶然会った場面では、「後日、私の名刺はお送りします」は、いわゆる社交辞令になってしまうことが多い。
ところが、本日。
豪華本の小包が私の仕事場に届いた。

BookBoxの中身は『Wonderwall: Masamichi Katayama Projects N2』というタイトルの本であった。
つまり、私はWonderwallのインテリア・デザイナー、片山正通さんと出会っていたのだ。
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私は氏より4つのものを頂戴した。
心より御礼申し上げます。
(1)名刺
(2)眺めているだけで想像力と創造力が広がる256ページの本
(3)きれいにタイプされたお手紙
(4)縁のためには、財や時間や労力の投下を惜しまぬお気持ち
そして、これら一連の出来事は、私にとってのめったに経験することができない、自己の振り返りと学びの機会を頂戴した。
私がお渡しした名刺の肩書きには書いてありませんが、私の本職は占い師なんです(笑)。
株式会社ワンダーウォールは、永遠に反映し続け、皆さまのお仕事は、ますますのご発展をするでありましょう。