Hisakazu Hirabayashi * Official Blog東京ゲームショウ2009、私の雑感(4)

東京ゲームショウ2009、私の雑感(4)

直感で任天堂らしからぬ、と思った。
任天堂は本質的に他社を気にしない会社である。

無理しない。
無駄をしない。
真似をしない。
「遊び」(時に「娯楽」と表現する)の産業は、他の産業と同じやり方をやってもダメなのです。


山内溥前社長は、このようなことを講演で、インタビューで答えられたのを、私は何度も聴いてきた。そして、この企業哲学は現・岩田社長になっても根底の部分で、脈々と引き継がれており、その成果として、ニンテンドーDSとWiiという、とてつもない成功をつかんだ。

私は任天堂は、ゲーム業界で勝利したのではなく、独自の任天堂業界を創造したと何度も言ってきた。そして、岩田社長も血みどろの消耗戦のような戦いではなく、誰も開拓していないブルーオーシャンを目指すことを、しばしばご発言なさってきた。

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(2005/06/21)
W・チャン・キムレネ・モボルニュ

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プレイステーション3とXbox360が値下げしたら、Wiiも値下げ。
これでは、レッドオーシャン=血みどろの戦いのはじまりではないか?
値下げというカードはいつでも切れるのに、今、それを使ってよかったのか?
疑問に思った。

そして、東京ゲームショウに出展せず、SCEの平井社長の基調講演開始の時間に発表するというのは……急に古くさいことを言うが、仁義を欠くようで、その報を聴いて、あまりよい心地はしなかった。

(つづく)

Comment

はて
何か任天堂が配慮する必要があったのか、理解しかねますが。
つながりがあるという話も聞いてませんし。
  • 2009/09/28 11:21
  • 磁器
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  • Edit
え?
東京ゲームショウに出展せず、と書かれておられますが。
任天堂はTGSを主催しているCESAの正規会員ではないですから、TGSに出展したことなどありませんよ?

そもそもCESA自体が任天堂外しを目的に作られた団体なのに、出展する必要あります?

そんなところに仁義持ち出されてもねぇ。
  • 2009/09/28 20:46
  • 土器
  • URL
  • Edit
ご理解いただきたいことがあります
本エントリーは「任天堂らしからぬ」からはじまります。
私は任天堂は紳士的な企業であると認識しております。
また、このような重大発表は株式市場が閉まった午後3時以降に行うのが通例とされています、にもかかわらず、午前10時30分だったことに驚き、私の知る限りの紳士的な企業である任天堂であれば、時間をはずしたほうが誤解を生みにくい。たとえば同日の夕方に発表したほうが、「任天堂らしい」と考えてのエントリーでした。
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  • 2009/09/28 22:24
上記コメントの掲載を拒否いたします
ご意見は、右のメールフォームよりお送りください。
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  • 2009/09/28 23:31
上記コメントを拝読いたしました
長文のコメントを頂戴し、貴殿のおっしゃることの趣意をわたくしなりに理解させていただきました。また、他のコメント記入者や私同様に敬語を使ってくださり、最後に期待のコメントをお寄せいただいたことに感謝申し上げます。もし貴殿が磁器様、土器様と同一の方であれば、最初から上記の見解をいただきたかった、という思いがあります。しかしながら、上記でご案内した通り、以後のコメントはメールフォームよりお送りいただきますようお願い申し上げます。
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  • 2009/09/29 02:39
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  • 2011/04/24 03:57
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