Hisakazu Hirabayashi * Official BlogニンテンドーDS2の噂

ニンテンドーDS2の噂

今日の午前は「ニンテンドーDS2が出るのですか?」という取材が多かった。
もちろん、任天堂広報室では否定なさっている様子だが、某証券会社のレポートがニンテンドーDS2なる新ハードについて報じ、以前からあった噂に拍車をかけているようだ。この噂がゲーム業界と証券業界を駆け抜けている。台風が過ぎ去ったあと。

日本語で通常使うところの、デマと噂の違いを説明するのは難しい。難しいが大ざっぱに説明すると、デマはデマゴギー(demagoguery)の略で、政治的な利得をはかって意図的に流す嘘のこと。噂は、その内容が事実であるかどうかにかかわらず、世間で言われている話そのものこと。

だから、
デマは嘘。
噂は本当の場合もウソの場合もある。

と、解釈すべきで、この違いは重要なポイントかと思う。

以上のことを……つまり、デマと噂は違うということをあくまでも前提してのことだが、私は次の式が好きだ。何か深淵な問題を解決してくれそうな気がするからだ。

デマの法則
デマ流布量=話の重要度×証拠の曖昧さ


時は、1987年の頃だった。
ゲーム業界は、任天堂・ファミリーコンピュータが事実上の独占市場を築いていたわけだが、そこに驚くべき噂が流れた。「ハドソンがゲーム機を出す」。結局、これはハドソンが仕様提案をして、NECホームエレクトロニクス社が発売する「PCエンジン」になったわけだが、その噂の真偽を確かめるために、奔走した思い出がある。そんな時、バタリと書店で出会ったのが……

大衆現象を解く (講談社現代新書)』という本で、上記の式が紹介されていた。そして、当時の突貫小僧も多少の知恵がつくと、その原典はここにあったと知る、『デマの心理学』。

デマの心理学 (岩波モダンクラシックス)デマの心理学 (岩波モダンクラシックス)
(2008/10)
G.W.オルポートL.ポストマン

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ニンテンドーDS2はデマか噂か。
噂だとすれば「真」か「偽」か。
私は話がねじ曲がった「真」の噂の可能性が高いと思うが、ウラもとれていないので現時点ではデマというスタンスでお答えをすることにしている。

……というわけなので、私は取材されても、たいした意見を言えないで、「知りません」とお答えをするのみだ。

でも、「デマ流布量」「話の重要度」「証拠の曖昧さ」について、私は五感を働かせて逆取材をさせていただいている。そこで何か感じるものがあれば、もう少し気のきいたことも言えるだろう。

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