Hisakazu Hirabayashi * Official Blog昔、金庫番。いま、ネットワーク管理者。社長を超えた権力者

昔、金庫番。いま、ネットワーク管理者。社長を超えた権力者

http://journal.mycom.co.jp/news/2009/10/13/006/index.html


「Sidekick」のユーザーデータ消失事故? 事件?
もう、知れわたったニュースになっているが、記事転載のテストもかねてエントリーしてみた。

昔から企業には、金庫番という存在がいた。
会社にとって最も重要なのは、お金であり、それが入った金庫の番をする人。
それは、社長の信任が一番厚い人がつく仕事でもあった。

でも、現代のIT業界、いやIT業界を問わず、デジタル情報を扱う企業の価値は変わった。
情報を鍵を握っている人間が、金庫番よりも強い権力を持っている。
場合によっては社長よりも強い権力を持っている。
そうした企業の権力構造の変化を象徴するような出来事だ。

大変に不謹慎なたとえ話になるが、これは飛行機会社における墜落事故のような重大事ともいえる。でも、外国の話、技術の難しい話として、日本のメディアはあまり取り上げない。

だが、企業における権力の所在が確実に変化している。
そして、このような事故を防ごうとすると、経営者はネットワーク管理者を強固に管理するようになる。すると、企業が監視組織のようになっていき、相互信頼とはほど遠い、ギスギスしたものになっていく。

……というように閉じたIT業界のゴシップではなく、人事・組織論として、この出来事を文系の人たちに記憶にとどめてもらいたい。私は、仕事を任された喜びよりも、いつも疑われているような不安がまさってしまっているネットワーク管理者の苦しみを、何度も聞いてきた。

Comment

ドラクエの「冒険の書」が消えてしまった衝撃と似てますね。
情報や蓄積されたスキルって、
お金より価値があるのではないかと、僕も思っています。
はたっちさん、コメント、ありがとうございます
おっしゃる通りで、わかりやすいですね。
そうです、膨大なSidekickユーザーの冒険の書が飛んだのです。
個人的には私、『ファミコンウォーズ』のデータがよく飛んで、悲しい思いをしたことがあります。
とにかく、SaaS、クラウドと言いますがユーザーがバックアップをとれないという問題が、(以前から指摘させていましたけど)明らかになった重要な出来事です。
Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
株主優待
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。