Hisakazu Hirabayashi * Official Blogブルータス、美しい言葉特集

ブルータス、美しい言葉特集

  • Day:2009.10.20 00:05
  • Cat:言葉
雑誌『ブルータス』で美しい言葉の特集をやっている。
すぐさまに読んだ。
特別付録の「使いたい美しい言葉集」は本当に使いたくなる言葉ばかりだ。

不幸なことに不幸なことがなかったんだ。
子供時代は二度と続かない。でもバカは一生続く。
何でも、甘くすればうまくなると思うのは、現代の迷信である。
好きって言ったら、もっと好きになっちゃいました。
反省は勝負がついた後でいいのだ。


出典は、あえて書かないが、ハッとするような言葉の束が「愛の告白」「友よ、勇気よ」「親へ、子へ」「わが美学」「美しい説教」という題名でくくられた見開き2ページに散りばめられている。

村上春樹の言葉を、文学を、高橋源一郎が解説する。
Mr.Childrenの歌詞を、渋谷直角が解説する。
橋本治の、よくわかる美文講座。
といった秀逸な解説記事もあるのだが、これらは自分になまじっかの知識や意見があったりするために、8割は納得しても2割に疑問を持つような、ひねくれた読み方をしてしまう。

それよりも、歌詞の原文や、文豪たちが書いた書簡という、「生もの」に目が奪われてしまうのだ。
解説つきの「加工品」ではなくて。

この特集ではTwitterも扱われていた。
しかも特集のトップで。
「Twitterが、美しい言葉の誕生を加速させる」というのが見出しで、激しく美化されている。

だが、プロではない人たちが、電車に乗っている最中や、ベッドに寝転がりながら、読む人の心に残る言葉をつぶやくシステムがあるということは、確かに美しい言葉の誕生を加速させているわけであり、
見出しは、あながち誇張ではないと納得する。

Twitterのつぶやきを抜粋したコーナーがある。
そこで目に止まった「生もの」を読むと、その加速を実感するのだ。
たとえば、こんなことが書かれている。

■私がネコ型ロボットだったら、押し入れなんかに眠らせる男のために道具をつかったりしない。
■チーズとトマトしか食べていないからおいしいよ。
■誰かと話していない時は全部、眠い。
■そんな男、ラブプラスにくれてやるわよ。
■魂がマナーモード。
■あたしは日本人形みたいです。たまに呪います。
■ため口だった人が、年齢言った途端に態度が変わる現象にそろそろ名前つけたい。
■10代での「一生友達でいてね」はあまりに嘘っぽく、20代での「一生友達でいてね」はあまりに重く、30代での「一生友達でいてね」は金の匂いを感じ、40代以降での「一生友達でいてね」はただの冗談になる。でも80代以降での「一生友達でいてね」は履行される可能性は高い。んではねーかな。

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