Hisakazu Hirabayashi * Official Blogハード5年周期説を信じない

ハード5年周期説を信じない

ゲーム業界では、いつの間にか「ハード5年周期説」というのができてしまった。
家庭用ゲーム機が発売されてから、次世代機にバトンタッチするのは、だいたい5年間であるという説だ。

これは、まったくもって私の決めつけであるが、「ハード5年周期説」を唱える人は、比較的業界歴が浅く、性格がマジメで、論理的な分析が得意な証券アナリストや機関投資家の方などに、多いような気がする。この業界はどうなっているのだろうと、過去の分析をすると、以下のような年表らしきものができあがる。

ファミリーコンピュータ(任天堂)……1983年7月発売
PCエンジン(NEC ホームエレクトロニクス)……1987年10月発売*のちに撤退
メガドライブ(セガ)……1988年10月発売
スーパーファミコン(任天堂)……1990年11月発売
セガサターン(セガ)……1994年11月発売
プレイステーション(ソニー・コンピュータエンタテインメント)……1994年12月発売
ニンテンドウ64(任天堂)……1996年6月発売
ドリームキャスト(セガ)……1998年11月発売*のちに撤退
プレイステーション2(ソニー・コンピュータエンタテインメント)……2000年3月発売
ニンテンドーゲームキューブ(任天堂)……2001年9月発売
Xbox(マイクロソフト)……2002年2月発売
Xbox360(マイクロソフト)……2005年12月発売
プレイステーション3 (ソニー・コンピュータエンタテインメント)……2006年11月発売
Wii(任天堂)……2006年12月発売

これを見ると、「ハード5年周期説」が生まれてくることは、自然なことかもしれない。
ニンテンドウ64、ニンテンドーゲームキューブ、Wiiはきっちりと5年サイクルだし、プレイステーションは初代、プレイステーション2、プレイステーション3と6年間隔で発売されている。

だから、Xbox360が出てから5年経った来年は、Xbox360の後継機種が出て、再来年にはWiiとプレイステーション3の後継機種が出るのではないか? と「ハード5年周期説」を唱える人は仮説立てをしている。

だが、真逆の人。業界歴は長く、性格がフマジメで、よく言えば定性情報、悪く言えば嗅覚ひとつで、この世界を見てきた私としては、「ハード5年周期説」は典型的な結果論であるように思える。

ゲーム業界では、自動車のモデルチェンジのように、好ましい製品寿命があって、それが5年と定められたわけではない。偶然、そういうこともあったのだ、と考えている。

では、来年、再来年はどうなるのか?
私は……少々、投げやりめいたことを言わせていただくと……怒らないでください、笑わないでください、予想がつかないようなモノが出ているような気がする。なぜならば、予想がついてしまうようなモノでは売れないことだけは、どのメーカーのハード開発者もわかっていると思うからだ。とにかく私は「ハード5年周期説」を信じていません、ということが言いたかった。

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