Hisakazu Hirabayashi * Official Blogベルリンのコンピュータゲーム博物館

ベルリンのコンピュータゲーム博物館

あの出来事は11月10日だったのか。
「ベルリンの壁」崩壊から20周年に関するニュースが多い。

それで思い出したのだが、ベルリン市には、小さなビルの2フロアの面積しかないがBerlin Computer Game Museumがある。このWEBサイトは、たぶん建物の色をイメージしたのかと思われる。まさにこんな色をした、古びた石造りの建物だ。

99年の冬のことだが、同博物館を訪れたことがある。この時に、マグナボックスという電機メーカーが、世界ではじめてつくったという、家庭用ゲーム機「オデッセイ(Odyssey)」(1972年発売)の現物をはじめて見ることができた。

テレビゲーム発祥の地といえば、アメリカを連想する人が多いかと思うが、そうなのだ、「オデッセイ」を開発したのは、テレビゲーム史の中でも、名前がのぼることが少ないラルフ・H・ベア(Ralph H. Baer)氏という、ドイツ生まれの発明家なのである。同博物館は、氏の功績を称え、市民たちに伝えることを、ひとつの重大な役割としている。

現在の日本政治の議論ではないが「ハコモノ」(=建造物)は、どこにでもある平凡なビルの空室を、市が借り受けているような感じだ。ベルリンの冬は寒い。昼の気温も氷点下だ。博物館の中ではストーブが焚かれているが寒い。お世辞にも立派な空調設備とは言えない。だが、歴史を重んじ、伝えるべきものを後世に伝えるという魂を感じる、私にとって忘れることのできない空間だった。

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