Hisakazu Hirabayashi * Official Blogファイナルファンタジーと生活

ファイナルファンタジーと生活

今日はすごい日だ。

『ファイナルファンタジーⅩⅢ』の発売日。
このソフトの開発は、去年にはじまったわけではない。
おととしでもない。
2年前でもない。
たぶん、3年前だろう。
いや、構想期間を含めれば4年前かもしれないし、5年前かもしれない。

『ファイナルファンタジー』がプレイステーション2で発売されるようになってから、エンディングで表示されるスタッフのクレジットをよく見るようになった。何人の人が開発にかかわっているのだろう? いちいち数えるようになった。気になってしかたがない。人名の表記に加えて、開発スタジオ(法人名)も入るから、その数は正確にはわからない。わからないが、1000人を超えているのは、間違いなさそうだ。

昔では考えられない。
1970年代のゲームソフトなどは、プログラマーがひとりでつくるものだった。
ところが、今では1000人だ。
1000人といえば、もうそれだけで大手企業の従業員数だ。

人口が1000人前後の地方自治体は、どんなところなのか調べてみた。

北海道 西興部村
奈良県 下北山村
高知県 馬路村
長野県 南相木村
沖縄県 座間味村
奈良県 黒滝村
北海道 音威子府村
岡山県 新庄村
山梨県 小菅村

列挙してもキリがないし、あまり意味もないので、このへんでやめておくが、『ファイナルファンタジー』とは村民が総出になってつくったようなゲームソフトなのだ。

私の知人で、憧れの『ファイナルファンタジー』の開発チームに入ったのに、会社を辞めた人もいる。だから、マネジメントが悪いとか、逆に辞めた社員に根性がないとか、もう、なんとでも言えるけど、1000人もいれば辞める人間がいても仕方ない。

帳簿の記入に忙しいとき、という意味だから「書き入れ時」というらしい。
今日は、もしかしたら今年のゲーム業界で、一番の巨額マネーが動く日かもしれない。
『ファイナルファンタジーⅩⅢ』という人気ソフトだけではなく、プレイステーション3本体も同時に売れるだろう。タイアップをしている、SONYの液晶テレビ、BRAVIA。サントリーの飲料などを含めたら、とんでもない「書き入れ時」になるだろう。

すると、その総額はどれくらいになるのか。
これまた大ざっぱな資産だが、トンガ王国の国内総生産 (GDP)に匹敵するくらいの金銭が動いてもおかしくないのである。

村だ。
トンガだ。
今までの文章、まじめなことを書いているようでいて茶化している。

本当に言いたいことは……

『ファイナルファンタジーⅩⅢ』には、人の生活がかかっている。
……ということだ。私はゲーム業界をウォッチして25年になるが、ソフト一本に多くの人の生活がかかっている度合いは、このソフトがナンバー1であるように思う。

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